春にかけて収穫でき、生で食べてもおいしいたけのこですが、時間がたつとえぐみが出てきてしまいますよね。
保存の難しいたけのこですが、長く、そしておいしく保存できる冷凍保存の方法をまとめました。
また、筍料理の定番、煮物・筍ご飯の作り方もご紹介します。
たけのこは調理前のものでも冷凍できるのか
一般的にたけのこの保存方法は冷蔵が多いです。
スーパーでよく見かける「たけのこの水煮」は冷蔵保存になりますね。
調理前の冷凍の商品はなかなか見かけないものですが、きちんと手順を踏めばお家でも冷凍保存はできます。
新鮮なたけのこは、生で食べることもでき、その時に調理してしまうのが一番おいしいと言います。ですが、たけのこを丸ごと使うのもなかなか難しいですよね。
冷蔵保存よりも長持ちする冷凍保存では、少しずつ料理に使うことができ、より長くおいしいたけのこを楽しめます。
砂糖を使って冷凍保存する方法
今回は砂糖を使った方法をご紹介します。冷凍のまま料理に使えるので、使いやすい量にするといいでしょう。
冷凍たけのこの保存期間は大体1か月です。なるべく早く使い切りましょう。
(1) たけのこを下ゆでする。
①たけのこを皮ごと水洗いします。
・たけのこの外側の皮には、たけのこを柔らかくする成分が含まれていますのでなるべく丸ごと湯がくようにしましょう。
②頭の部分を切り落とし、皮に包丁で縦向きに切り目を入れます。
➂鍋にたけのこをおおうくらいの水、米ぬか1握り、唐辛子2本程度を入れます。
・米ぬかは、たけのこのえぐみを取るために入れます。ない場合は、お米のとぎ汁でも代用できます。
④たけのこが浮かばないように落し蓋をし、1時間ほど煮ます。
⑤ゆで具合を串でさして確かめ、自然に冷まします。
(2) 小さく切って保存
①大きいままだとスジが残ってしまうので、薄切り、細切りにします。
・水気もしっかり切っておきます。
②たけのこに対して10分の1程度の砂糖をまぶします。
・しっかり揉みこむようにまぶしましょう。
・砂糖を使うことで、解凍後に水分が抜けるのを防いでくれます。
③1時間ほどしたら、小分けをして冷凍庫に入れます。
解凍方法・解凍後に向いている料理とはなにか
解凍方法
解凍方法は、自然解凍か電子レンジで解凍できます。煮物や炊き込み料理などに利用する際は、そのまま入れても大丈夫です。
下ゆでをしているので、溶けてしまえば、火の通りを気にすることもありません。
解凍後におすすめの料理・筍ご飯
材料(3合分)
・筍冷凍保存したもの 150gほど
・にんじん 5㎝ほど
・油揚げ 1~2枚
◎だし汁 適量
◎酒 大さじ2
◎薄口しょうゆ 大さじ1
◎みりん 大さじ1
◎塩 小さじ1/2
作り方
たけのこと鶏肉の旨煮
材料
・たけのこ冷凍したもの 200g
・鶏もも肉 1枚
・にんじん 1本
◎酒・白だし 各50㏄
◎しょうゆ 大さじ2
・サラダ油 適量
作り方
・焼き目をつけるだけで、火は通っていなくても大丈夫です。
最後に
たけのこのおいしい季節は3月~5月です。
新鮮なたけのこを手に入れたら、丸ごと無駄にせずおいしく楽しみたいですよね。
冷蔵では1週間ほどしか持たないたけのこも、冷凍で保存することで、長い期間いろいろな料理に使うことができます。 ぜひ挑戦してみて下さいね。
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