お中元のお返しはどのようにすればよいのでしょう。
お中元を贈るのはお手の物という人でも、お返しとなればどうすればいいか皆目検討つかないという方も多いのではないでしょうか。
またもらったままでは気が済まず、感謝の気持ちをどうにか伝えるためにお返しをしたい、という方もいらっしゃるかもしれません。
お中元のお返しに関するマナー、金額相場といつまでに贈るのかについて見ていきましょう。
出典http://otajo.jp/18065
お中元にはお返しは必要なの?
そもそもお中元にお返しは必要なのでしょうか?
実は、本来必要ありません。
お中元は普段お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈るものなので、贈られた時点で完結しています。
贈り物が無事届いたことを知らせるお礼状を送るのはマナーですが、何か品物をお返しする必要はありません。
しかし贈り物をされたらお返しをしなければ気が済まないという方や、贈り物に対してささやかな感謝の気持ちを返したいという方もいらっしゃるでしょう。
お返しをする際大事なのは、感謝の気持ちや礼儀の上でのこと、ということを相手に伝えることです。
決してお返ししなければいけないという考えを前面に出して相手を不快にさせることがあってはいけません。
お中元のお返しをする場合の金額相場
お返しの金額の相場は、もらった品の金額の3割から半額が基本です。
お中元のお返しをするに当たって、大事なのは相手がお中元を出した気持ちを汲むことです。
相手が普段お世話になったことに対して感謝の気持ちをあらわそうとしているのに、贈った品と同じ値段のものが返ってきたら、感謝の気持ちを無下にされたと感じるでしょう。
間違っても贈られてきた品の値段以上のものをお返ししてはいけません。
お返しを送る際ののしの選び方
お中元のお返しをする際ののしは、赤白の蝶結びに表書きは「御中元」を使いましょう。
のしとして真っ先に「御礼」という言葉が思い浮かぶ方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでも思い出して欲しいのがお中元には本来お返しの必要がないということです。
「御礼」を表書きにしてしまうとお中元に対するお返しというニュアンスが前面に出てしまうのでやはり失礼に当たります。
ですのでこちらからも「御中元」という形で感謝の気持ちを伝えましょう。
ただしお返しをする時期に御中元が過ぎていた場合は表書きも変わってきます。
贈る時期が8月初旬から立秋までなら「暑中お伺い」、さらにそれ以降の場合は「残暑お伺い」を使うようにしましょう。
Wordでのしを作る方法
出典youtube
Wordでのし紙を作る場合は上記の動画が参考にしてください。
例はお歳暮ですがお歳簿のテンプレートではなく御中元を選べば御中元ののしを作ることができます。
お返しはいつまでに贈ると良いのか
お返しの時期については、お中元をもらってからできるだけ早く返すようにしましょう。
何度も言うようですが、御中元のお返しにおいて大事なのは、贈り物に対する感謝の気持ちをあらわすこと、贈り物がきちんと届いた旨を相手に知らせることです。
お中元のお返しにおいては、品物の質や相手の好みのものにこだわるよりも、礼儀面がきちんとしていることに重きを置きます。
やはりお中元のお返しにおいて大事なのは相手の感謝の気持ちをくみ取ることです。
贈り物が来たら素早く対応して、相手に確かに感謝の気持ちを受け取った旨を伝えて安心させてあげましょう。
まとめ
御中元のお返しの品物は本来必要のないものなので、贈る場合は微妙なマナーが問題になってきます。
お返しする場合は、相手に対して失礼のないように礼儀正しく贈ることが重要です。
くれぐれも相手の気持ちを無下にしてしまうような贈り方はしないようにしましょう。
コメント