スーパーなどでふきのとうを見掛けると春のおとずれを感じます。庭にふきのとうが生えるというご家庭もあるかもしれません。
ふきのとうはそれ自体がつぼみで、花が咲き、その後地下茎から伸びてくる葉の部分が「お弁当箱の歌」にも出てくるふきとなります。
実はそのふきよりも、ふきのとうの方が栄養価は高いと言われています。
ここではそんなふきのとうの食べ方や下ごしらえについて解説します。レシピも紹介するのでぜひ参考にしてください!
出典:http://plaza.rakuten.co.jp/negishinouen/diary/201401200000/
ふきのとうの食べ方の種類
ふきのとうは独特の苦みのある食材で、まだつぼみの柔らかいうちに食べます。また、苦みを活かしたお料理の種類も様々あります。
まずおすすめの食べ方が天ぷらにする方法です。油が苦みを包み込んで、まろやかにしてくれる効果があり、むしろ苦みがおいしく感じられる食べ方です。
ふきのとうをすり潰して、甘みそ味に仕立てた「ふきのとう味噌」にするのもおいしいです。お酒のあてにどうぞ。
ほかにもしょう油で甘辛く煮た佃煮にするのもいいですし、油とも好相性なので油揚げと煮着けてもおいしいです。
ふきのとうの下ごしらえのやり方
ふきのとうはアクがあり、そのまま食べると苦くて本来の美味しさを感じる事が出来ないので、丁寧な下ごしらえが必要です。
下ごしらえの最初にする事は丁寧に水洗いをするという事です。
ここできれいに洗う事、さらに黒ずんでいる葉は取り除いておくという事が重要になります。
つぎに、鍋に湯を沸かして5分から6分程度ゆでてアク抜きをし、一晩水にさらして下ごしらえ完了です。
一晩待つ時間が無い時は、沸騰したお湯の中に重曹を入れそこにふきのとうを入れてゆでる方法もあります。
この場合は5分から10分程ゆでた後に、冷水にさらしてから利用します。こうする事によってきれいな緑色を保つ事が可能です。
ふきのとうの天ぷらレシピ
ほろ苦さが特徴のふきのとうを香ばしい天ぷらにしましょう。
<下準備>
ふきのとうは、水でよく洗い、土を落とします。土に葉を広げるように低く生えている野草ですので、蛇口の流水にあて、葉の付け根をよく洗い流し、溜まった土、砂を取り除きます。
<作り方>
①ふきのとうの余分な水気をキッチンペーパーで拭き取り、天ぷら粉をふりかけるようにまぶす。
※葉に残った水分を吸わせるため、まずはふきのとうに粉をまぶすようにします。
②ボウルに天ぷら粉と適量の水を入れて軽く混ぜて衣を作る。
※衣は混ぜすぎないようにしましょう。
③ふきのとうに衣を付けたら170度の油で揚げる。
※油のバチバチという音が穏やかになったら、火がほどよく通った合図です。
④カラッと揚がったらできあがり。お好みで塩や、天つゆでどうぞ!
ふきのとう味噌のレシピ
白いご飯にもピッタリで、とても簡単に作る事が出来ます。
<材料>
・味噌:120g
・砂糖(あれば三温糖):大さじ6
・酒:大さじ3
・みりん:大さじ2
<作り方>
①下ごしらえをしたふきのとうの水気を絞り、包丁で刻みます。
②刻んだら油をひいたフライパンでふきのとうの全体に油が回るように炒めます。
③②に味噌、砂糖、酒を加えて練るように炒め、とろみがついてきたらみりんを加えます。
④好みの固さになる直前に火からおろして完成です!
出来上がった物は冷蔵庫に保存すれば10日程度は食べる事が出来るので、常温保存ではなく冷蔵庫保存をしましょう。
まとめ
冬ごもりを終えた熊は、目覚めてまずふきのとうを探すと言われています。
あの苦みは、体が目覚めるために必要なのかもしれませんね。
春にしか味わえないふきのとう。ほろ苦さと共に天ぷらやふきのとう味噌であなたもぜひ堪能してみてくださいね。
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