端午の節句になるとこいのぼりや五月人形、兜を飾るのが日本の恒例ですね。
こいのぼりが飾られているのを目にすると、そろそろ春も終盤だなあという気持ちになります。
しかしこれらのものは一体いつから飾り初めて、いつまでに片付けるべきなのでしょうか?この飾る時期が曖昧だという方も多いのではないでしょうか。
今回は、端午の節句における準備と片付けについてご紹介していきます。
出典:http://blog.goo.ne.jp/mansandesu/e/efbd3b4108ce11a80b8d5637b4c1083b
端午の節句で揃えるものは?
端午の節句の象徴であるこいのぼり、五月人形、兜というのは必ず全て揃えなければいけないというルールはありません。
セットで売っている場合が多いですが、どれか1つに絞っても良いようです。
またこれらのものは母方の実家からいただくというのが昔からの伝統でしたが、最近は親戚からいただいたり自分で買うといったことも多いようです。
兜
武家社会の中で兜は身を守る道具として使われてきました。
端午の節句で兜を飾る理由は、子供を病気や事故から守るようにという意味合いが込められています。
五月人形
五月人形は大きく分けて、外飾りと内飾りの2種類があります。
外飾りは立身出世を願い、内飾りは子供の無事な成長を願うという意味合いがあるので両方飾るのが好ましいとされています。
こいのぼり
最近は一軒家よりもマンションやアパートに住む家庭が増えこいのぼりを飾る家庭も少なくなっています。
しかし、こいのぼりは子供の健康のみならず、家族の健康の象徴でもあります。マンションの方は小さなこいのぼりをベランダに飾るのもよいですね。
こいのぼりはいつからいつまで飾ればいい?
いつから飾るもの?
こいのぼりや兜、五月人形を飾るのはいつからが良いのでしょうか?
一般的には端午の節句の10日前から20日前とされています。端午の節句の日のみ飾るというわけではありませんのでご注意下さい。
いつまで飾れば良い?
こいのぼりや兜、五月人形は端午の節句が済んだらすぐに片付けるようにしましょう。
ですので飾る期間は、端午の節句の10日もしくは20日前から端午の節句が終わるまでとなります。
あまりだらだらと飾り続けるのはよろしくないとされているのでご注意下さい。
また5月が終わるとすぐに梅雨がやってきます。
湿気はカビの原因となりますので、こどもの日が終わったら出来るだけ早く片付けるようにしましょう。
地域によっては五月人形を旧暦まで飾ることもありますが、湿気にはくれぐれも注意するようにしてください。
余談ですが、ひな祭りは嫁に売れ残ってはいけないという考えから、ひな祭りが終わったら雛人形をすぐに片付ける風習があるようです。
片付け方法のポイント
こいのぼりや五月人形、兜を片付ける際に最適なのは湿気のない良い天気の日です。
五月人形は金属の部分が多いので手袋を使って片付けるようにしましょう。素手で触ってしまうとカビの原因となってしまいます。
具体的な片付け方法は以下の通りです。
(1) 毛はたきでほこりを落とす
(2) 金属部分を布で拭き、指紋を落とす
(3) 兜は部品を分解して、紙につつんで元の箱につめておく
(4) 湿気の少ない場所に保管する
(1) ブラシでほこりを落とし、汚れがついている場合は中性洗剤で軽く洗う
(2) 軽く絞って天日干しする
(3) 乾いたら、しわを伸ばしてたたむ
(4) 湿気の少ない場所に保管する
最後に
こいのぼりはいつからいつまで飾るものかお分かりいただけましたか?
こいのぼりや五月人形は毎年使うものです。長く使えるようにするためにも片付けと保管には気を払いましょう。
なかでも最も注意すべきことはカビです。指紋をつけたまま保管したり、湿気が強い場所に保管するとカビが生えてしまうのでご注意下さい。
毎年大切に使って、同じものを愛着を持って使うようにしたいですよね。
コメント