キリスト教の葬儀での香典は弔慰金(ちょういきん)と呼ばれ、香典という言葉は使いません。
では香典袋の表書きの書き方は、どのように書いたら良いのでしょうか?
キリスト教では宗派によって香典袋の表書きの書き方が違いますので、あらかじめ宗派を確認しておく必要があります。
今回はキリスト教葬儀の香典袋の種類や書き方・金額の相場についてまとめました。
キリスト教葬儀・カトリックの香典袋の表書き書き方
キリスト教葬儀は宗派によって流れや香典袋の表書きが違ってきます。
キリスト教の宗派はさまざまありますが、なかでも代表的なのがカトリックとプロテスタントです。
ここではカトリックの香典袋について説明していきましょう。
カトリックの香典袋の種類
キリスト教カトリックの香典袋は、白百合もしくは十字架のついたキリスト教専用の香典袋を選びましょう。
文具店で多く取り扱っていますが、コンビニエンスストアではお店によって取り扱いがないかもしれません。
その場合は、仏教でもよく使う黒白か銀一色の水引のものでもかまいません。
ただし、蓮の絵のある香典袋は仏教専用になりますのでキリスト教葬儀では使用できませんので注意しましょう。
カトリックの香典袋の表書き書き方
キリスト教カトリックの香典袋の表書きは、「御ミサ料」と書きます。
カトリックの場合は「御霊前」の書き方でも認められてはいますが、正式なものではありません。
香典袋の表書きは薄墨で「御ミサ料」と書き、葬儀に参列するようにしましょう。
キリスト教葬儀・プロテスタントの香典袋の種類・表書き書き方
つづいては、キリスト教プロテスタントの香典袋について説明していきましょう。
急な葬儀のお知らせで宗派自体わからない・確認できない、といった場合もこちらも参考にしてください。
プロテスタントの香典袋の種類
キリスト教の香典袋の種類は宗派を問わず統一のものを使用できますので、カトリックと同じもので問題ありません。
白百合もしくは十字架のついたキリスト教専用の香典袋を選びましょう。
一般的な黒白か銀一色の水引の香典袋でも問題ありませんが、蓮の絵のある香典袋は使用できません。
プロテスタントの香典袋の表書き書き方
キリスト教プロテスタントの香典袋の表書きは、薄墨で「御花料」と書きます。
「御霊前」の書き方はプロテスタントでは認められていませんのでご注意ください。
もし宗派がわからない場合にも表書きは薄墨で「御花料」と書き、葬儀に参列しましょう。
キリスト教葬儀の香典金額相場
キリスト教葬儀の香典について、ここでは金額の相場を説明していきましょう。
香典袋の表書きの書き方に違いはありましたが、香典の金額相場は仏教と同じです。
また、仏教と同じように新札は使わないのがマナーです。
新札しかない場合は、二つ折りに折って折り目をつけてから香典袋にいれましょう。
キリスト教葬儀の香典金額相場
・上司や同僚その家族/5千円
・取引先/1万円
・友人やその家族/5千円
・近所の人/5千円
・親/5万円
・兄弟姉妹/3万円
・祖父母/2万円
・親戚/1万円
まとめ
キリスト教の葬儀香典について説明してきましたが、いかがでしたか?
キリスト教の香典袋の表書きは宗派による違いがあるので、できる限り葬儀のお知らせを受けた時に宗派を確認しておくと良いでしょう。
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