イースターってご存知ですか?あまり日本では馴染んでいないイベントですので、イースターの意味もよくわからない方も多いのではないでしょうか。
某大手プレイランドで数年前から「イースターパレード」を始めてから、日本にもだんだん浸透するようになってきました。
海外では「イースター休暇」といって連休になることもあります。
時期的には日本の春休みと重なるので、「海外の春休みのような感じのもの」と勘違いされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、キリスト教徒にとっては、クリスマスに並ぶ、大切なイベントです。
日本でもデパートなどで見かけるようになってきたこのイベントの本来の意味について、考えてみましょう。
出典 http://allabout.co.jp/gm/gc/65447/
イースターってどんなイベント?
先ほども述べたように、イースターはキリスト教徒にとって、クリスマスに並ぶ一大イベントの一つです。
キリストの復活を喜ぶお祭りで、クリスマスと同様、家族でごちそうを食べたり、プレゼント交換をしたりします。
また、イースターの料理にも卵を使うものが多いです。
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また、「イースター祭」と呼ばれるお祭りでは、「エッグハント(卵さがし)」や「エッグロール(卵ころがし)」が行われます。
アメリカのホワイトハウスでもエッグロールの催しが毎年行われ、大統領家族が参加されるぐらい、一般的なお祭りなのです。
敷地内に設置されたコースを卵の殻を割らないようにして転がすのですが、招待された子供たちに交じって大統領が楽しんでいる様子が映像で流れたりします。
エッグハントは子供のいる家庭などで行われ、カラフルに彩られた卵を庭に隠し、こどもたちがそれを探す、という遊びです。
どれも古来から親しまれている、イースターの遊びですね。
イースターの意味・由来
そもそもイースターの意味・由来とはなんでしょうか。キリスト教では、クリスマスは「キリストの誕生日」、イースターは「キリストの復活日」とされています。
クリスマスは12月25日ですが、イースターは「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められています。
キリストが十字架で処刑されたあと、その言葉どおりに復活したことを祝う日です。
イースターという名前の由来には諸説ありますが、8世紀の神父が唱えた「Eostre」という北方神話の春の女神からきたという説が一番有力です。
余談ですが、太平洋に浮かぶ「イースター島」。発見されたのがちょうどイースターの時期であったことからその名前がついた、という説があります。
それぐらい、イースターは昔からとても大切なお祭りなのでしょうね。
イースターエッグの意味と飾る理由
エッグハントやエッグロールはすべて「卵」が使われていますが、なぜ卵なのでしょう?
イースターに使う卵はイースターエッグと呼ばれます。
卵には生命や復活の意味が込められており、色を塗ったり絵を描いたりしてカラフルにし、復活を喜ぶという意味があるのだそうです。
また、プレゼントを入れた卵型のチョコレートなどを交換する家庭もあるそうです。
イースターバニーの意味と飾る理由
卵と並んでイースターの時期によく飾られるのがウサギです。
イースターのウサギは「イースターバニー」と呼ばれます。ウサギは多産、繁栄の象徴とされています。
復活されたキリストの象徴である卵を運んできたのが、このイースターバニーという言い伝えがあり、そこからウサギをよく飾るようになったそうです。
まとめ
イースターの意味についておわかりいただけましたか?
日本人にはあまりなじみのないイースターというイベントですが、ニューヨークなどでは、イースターパレードが行われるなど、世界ではかなり大きなお祭りとなっています。
イースターのパステルカラーに春の訪れを待ちわびる気持ちが現れるようになり、春を呼ぶお祭りという意味も込められるようになってきました。
日本にもさまざまな文化や宗教を背景に持つ外国人がたくさん来るようになり、私たち日本人も、日本にいながら世界のお祭りや風習に触れる機会が多くなってきましたね。
どんどん勉強して、海外に関連した知識を増やしていけるといいですね。
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