あなたもよくご存知のつくしは、春の訪れを感じさせる野草のひとつですが、栄養豊富な食材としても注目されています。
食物繊維が多いこと以外にも、リン、亜鉛、銅、マグネシウム、カリウムなどのミネラルも非常に豊富です。またビタミンB、ビタミンEなどの栄養価も期待できます。
ここでは、そんなつくしの食べ方やあく抜きの方法、つくしの代表料理として卵とじのレシピも紹介します!
出典:http://blog.goo.ne.jp/staff-mi/e/b5e4c10860b2d6287e21a027e392c9ea
つくしの食べ方とは?
つくしの食べ方の種類としては「お浸し」「卵とじ」「つくしのきんぴら」などがあります。
野草独特の癖があるので、甘辛く煮付けた味付けをすることで美味しく食べられます。
中でも甘辛くに煮たものをしばらく置いた常備菜「つくしの佃煮」にすると、うどんやそばに添えたり白和えに加えたりと、様々な料理にアレンジができます。
また、菜の花など同じ春の時期に取れる野草とともに、小麦粉をまぶして揚げた「かき揚げ」も風味豊かで美味しく頂けます。
つくしのあく抜きの方法
つくしを取ってきたらまずは袴を取り除きます。
袴というのは節になっている固い部分で、土が溜まりやすくカサカサしているため食用にはむきません。
袴はきれいに取り除いてから水洗いするようにしましょう。また袴に触っていると手が黒く汚れてきますが、これはつくしにあくがあるためです。
あくは苦味にもつながるので、卵とじや煮物などお料理をする前にまずはあく抜きをするようにしましょう。
山菜などは重曹を使ってあくを抜く方法が一般的ですが、つくしの場合は沸騰したお湯で3分から5分下茹でしてから、水にさらすだけであくが抜けます。
とくにお子さんが食べる場合、できるだけ水にさらす時間を長くするようすることで、あく=苦味は少なくなります。
つくしの卵とじレシピ
とても簡単に作れるつくしの卵とじレシピをご紹介します。
材料(2人前)
・卵 2個
・めんつゆ 大2
・日本酒 大2
・みりん 小2
・砂糖 小1
・お好みのきのこや残り野菜 適量
・小口ネギ 適量
作り方
①つくしは袴を丁寧に取り除き、よく水洗いしてからざるにあけて水けをよく切っておきます。
②鍋にめんつゆ、日本酒、みりん、砂糖を入れて煮たせ、味の濃さを調節する場合は水を足します。
③お好みのきのこ類や残り野菜は堅いものから入れて、火が通ったらつくしを入れます。
④溶き卵を半分回しいれ、一度蓋をします。少しおいて蓋をあけたら残りの卵と小口ネギを入れて再び蓋をします。
⑤そのまま火を止めて数秒待ってお皿に盛りつけします。卵は半熟くらいがおいしいので火を通しすぎないように注意しましょう。
まとめ
ひと昔前は、河原や田んぼのあぜ道などにつくしの生えている風景をよく目にしましたが、最近ではその光景も随分と少なくなってきました。
もちろん今でもつくしの生えている場所はありますが、なかなか手に入らないという方も多いでしょう。
そのような場合、春になると道の駅や野菜直売場などにならんでいることもありますし、ネットでの予約販売もされているようですので調べてみてくださいね。
あなたも今年の春はぜひ美味しいつくしの卵とじを食べてみてください!毎年春になるたびに食べたくなる一品になること間違いなしです。
コメント