日本列島が横ではなく、縦方向に長いのは悪くないとかんじることがあります。
例えば、天気予報のような桜前線。春をつかむように桜見スポットをさがし、春の訪れを五感で楽しみますよね。
かつおもおなじく、黒潮にのって春は九州から初夏には本州にかけてと、漁獲の時期にあわせて旬の時期が日本列島をかけめぐります。
今日はそんな“かつおのたたき”で有名な高知のひろめ市場にスポットを当ててお話ししましょう。
高知のかつおのたたきの旬の時期
高知といえば坂本竜馬など日本の歴史がまず最初に頭にうかんできますが、食べ物の名物といえばやはり『かつおのたたき』が有名です。
かつおには1年に『初かつお』と『戻りかつお』と捕れる時期が2回あるため、旬とよばれる時期がそれぞれ違います。
高知の場合、初かつおは毎年3月から4月にかけてがおいしい旬の時期で、丸々太った戻りかつおの場合は9月から10月が旬のピークといわれています。
高知では、黒潮にのって北上するかつおが、潮の流れにより最初に日本の本土でぶつかることで方向をかえ、土佐沖で漁獲されます。
その手法は網を使わずていねいに一本一本つり上げられます。
鮮度を重視したその漁獲方法は『土佐の一本釣り』とよばれ、かつおを狙う漁師たちの400年にもおよぶ伝統漁法なのです。
高知の「ひろめ市場」とは
高知のひろめ市場は、活気と個性あふれる屋台や雑貨屋さんが集まってできた集合商業施設です。
郷土料理はもちろん、多彩な料理が味わえ、いたるところにおかれたテーブルで、ショッピングモールのフードコートのようにそれぞれ持ち寄ったものを食べます。
飲食以外にも、お惣菜のほか、雑貨店や洋服、お土産など幅広いジャンルのお店が立ち並んでいます。
通路にはそれぞれ『竜馬通り』や『乙女小路』など情緒あふれるネーミングがあり、ワイワイとしたその賑わいはおとずれる人の心を人情と温もりで迎えてくれます。
かつおの塩たたきとはどんな料理?
かつおのたたきとは、鮮度が勝負の料理です。
かつおの表面をさっと炙り、冷水につけてしめてから塩をふるというまさに3行レシピならぬ1行レシピで簡単にできてしまいます。
それだけに素材の鮮度が決めてとなり、本来は釣ったばかりのかつおを漁師さんがその場でさばいて、塩をふったのがはじまりといわれています。
旬をむかえておいしくなる素材には、必要以上の味付けはいらないということですね。
新鮮が命の釣ったばかりの『かつおの塩たたき』の美味しさはおもわず絶句するほどだとか…自然の恵みがいちばんのごちそうといえますね。
ひろめ市場で人気のお店「明神丸」営業時間や口コミ評価
観光客だけではなく、地元の人も足繁くかようひろめ市場。
ひろめ市場でさまざまなお店がひしめくなか、つねに人気のトップの座をまもり続けている「明神丸」は、かつおの旬の時期にぜひオススメのお食事処の一つです。
観光客用にお土産コーナーも用意されています。
自宅でも再現できる絶品の味を手軽に購入できるのがうれしいですね。
営業時間や詳細
営業時間
11:00~21:00
日曜日のみ10:00~20:00
電話番号
088-820-5101
毎月定休日があるので、お出かけ前に営業状況の確認をおすすめします。
人気の秘密!口コミ評価をご紹介
• 水産会社を親会社に持つだけあってプロの目利きが料理に生かされています。
• じゃまな味付け一切なしの本場藁焼きかつおのたたきは、はるばる来てよかったと思わせる料理へのこだわりが感じられます。
• 口いっぱいに広がる衝撃的なさかなの旨味は、遠くてもリピートしたくなる抜群のおいしさです!
最後に
普通の胃袋なら人生に食べられる量は、だいたいきまっているものですよね。
そう考えればできるだけおいしいものを笑顔で食べたいとおもいませんか?
一年で一番おいしいといわれる旬の時期に素材を知り尽くした漁師のこだわりの味を食べるなんて、本当に贅沢で何よりのごちそうです。
心にもおいしいひと時を過ごすために、是非かつおの旬の時期は、高知へ足をのばしてみましょう。
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