那覇ハーリーは沖縄件那覇市の那覇港新港ふ頭で行われる、爬竜船(ハーリー)という船を用いて競漕とその他の様々な行事を伴うお祭りです。
2017年ももちろん開催!気になるスケジュールは発表されたのでしょうか?
その始まりは漁業の繁栄や航海安全を願うものであり、琉球王国時代に中国より伝わったと言われ、その後琉球王国時代には大変なにぎわいを見せた行事でもあったそうです。
ですが、日本合併によって一度廃止され途絶えた行事ですが、1975年のアメリカからの本土復帰に伴う沖縄海洋博において復活します。
それ以降沖縄県各地で開催されるハーリーですが、その中でも特に大きな催しがこの那覇ハーリーです。
海でのハーリーという船を用いての競漕、陸でもそれに伴う沢山の催しが開催され、期間中は毎晩花火が上がったりと、沖縄県ならではを体感できるお祭りです。
出典:http://www.worldtimes.co.jp/j/okinawa2007/ph070519.html
那覇ハーリー2017のみどころ
https://www.youtube.com/watch?v=HiNKuKE5u1Y出典youtube
那覇ハーリーと言えば、やはりハーリーによる競漕です。
那覇ハーリーで使用される船には漕ぎ手32名、鐘打2名、舵取り2名、旗持ち6名の計42名が乗り込み、幅2.1メートル、重さは2.5トン、全長14.5トンの船を動かします。
船の型は、まさに竜を象った見た目にも楽しいものです。
競漕は中学生の部や一般の部などがありますが、一番の盛り上がりを見せるのが締めに行われる御願バーリーと本バーリーです。
これらは、那覇、久米、泊の3地域がそれぞれ1つの船を出し合い、祈りそして競漕する那覇ハーリーの醍醐味です。
御願(うがん)バーリー
ハーリ―による競漕も迫力がありますが、この一風変わったハーリー漕ぎも趣きがあり非常に素晴らしいものです。
御願バーリーは、まさにこの祭りの始まりの精神としてあった、漁業の繁栄や航海の安全など神様への願いの込められたものです。
古式ハーリーの伝統衣装を身にまとい、唄い手はハーリーウタを歌い、中乗りは船の上で空手演舞を、その他の漕ぎ手達はゆっくりと船を漕ぎ進めていきます。
その様はまさに神様への儀礼であり、その厳かさにこの祭りの本懐を共感できるのではないでしょうか。
本バーリー
御願バーリーのあとには、一本勝負の本バーリーが始まります。
港内を往復し、600メートルの距離を競い合い、今年の覇者を決定します。
それぞれの地域の船による真剣勝負に、大迫力の競漕を見る事ができるのです。
那覇ハーリー2017スケジュール(日程)
2017年のの沖縄ハーリーは、5月3日(水)~5月5日(金)の日程で開催されます。
3日間ともに、沢山のイベントごとが盛り込まれています。
ハーリー競漕の日程については例年以下のように予定されています。
・4日 一般客のハーリー乗船体験
・5日 一般職域による一般競漕/御願バーリー・本バーリー
那覇ハーリー2017花火と時間
那覇ハーリーでは、「音と光のファンタジー」と冠して開催期間3日間とも、音楽にのせて海上花火が打ち上げられます。
毎日のイベントの締めくくりとして、午後20:40~21:00までの予定で打ち上げ花火がみられます。
花火が見える穴場スポット
沢山の人で混雑が想定される那覇ハーリーの花火打ち上げですが、いくつかポイントをしぼって場所を見て行きましょう。
クルーズ
那覇ハーリーの花火打ち上げに合わせて、クルーズが例年出されます。
ご飯もついたプランですので、祭りの締めくくりに少しお金を出して優雅に花火を船の上から見るのも良いのではないでしょうか。
泊大橋
ちょうど開催場所の那覇港新港ふ頭の近くにかかる橋です。
立ち見にはなりますが、目の前は海でその先に花火の打ち上げポイントがありますので、眺めは抜群です。
ホテル
なかなか難しいとは思いますが、開催場所の那覇港新港ふ頭近辺のホテル(海に向いている部屋である必要もありますが…)を取れれば、優雅に部屋から見る事もできます。
まとめ
沖縄ならではのお祭りであるハーリー、その中でも特に大規模な那覇ハーリー。
少し日常の息抜きに、違う世界を見せてくれるお祭りはいかがでしょうか。
コメント