お中元をいただいたら相手にきちんとお礼を伝えましょう。
最近は電話やメールで済ませてしまうことも多いですが、本来はお礼状を出すのが正式なマナー。
丁寧に相手の好意に感謝を伝えることで、相手との関係もより良いものになるかもしれません。
お返しをするかどうかも悩むところですが、いただいた相手とあなたとの関係によって対応が変わるので注意してください。
出典 http://menzine.jp/trivia/koutekinategamimanaa2769/
お中元のお礼状を出す時のマナー
お中元はもともと相手のお宅へ伺い、直接渡すものでした。
今は販売店から直送される場合がほとんどなので、お礼を伝えることは品物が無事に届いたのを知らせることにもなります。
品物が届いたらできるだけ早く先方に伝えましょう。
友人など親しい間柄なら、電話やメールで「届いたよ。ありがとう」と済ませることも最近は多くなりました。
ですが、本来はきちんとお礼状を出すのがマナー。
ハガキでいいので、手書きで感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
お中元のお礼状を出す時のポイント
お礼状を書く時は、以下の流れを参考にして下さい。
・相手の近況を尋ねる言葉を入れましょう
・品物のお礼を伝えます
・日頃お世話になっていることへの感謝の言葉も入れましょう
・相手によっては、あなたやあなたの家族の近況を簡単に報告します
・暑い時期なので、健康に気遣う言葉を添えましょう
・相手の家族に対する心遣いも加えましょう
・結びのあいさつで、きちんと締めくくります
これらをすべて入れる必要はありません。
最低限の手紙のマナーをおさえ、相手に合わせてあなたの感謝の気持ちが伝わる文面であれば大丈夫です。
ハガキや便せんに夏らしいイラストが入ったものを使うのもおすすめです。
知人へのお中元のお礼状例文文例
拝啓 暑さ厳しき折 〇〇様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さて、このたびはご丁寧なお心づかいを頂き、本当にありがとうございました。家族皆でおいしくいただきました。
奥様/ご主人様にもくれぐれも宜しくお伝えください
まだしばらくは厳しい暑さが続きますが、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ
お礼まで
△△△△(あなたの名前)
季節のあいさつの使い分け
文頭の季節のあいさつは、お礼状を出す時期によって変えます。
6月中は『拝啓 初夏の候 ~』で始めましょう。
7月全般には『盛夏』が使えますが、暑さによっては『猛暑』『酷暑』などの言葉でも構いません。
7月15日から立秋(8月7日頃)までは『暑中お見舞い申し上げます』で始めるのがいいです。
立秋以降は『残暑』、8月下旬は『処暑』などと言う言葉を使います。
お中元をいただいたことへのお返しはどうする?
お中元はお祝いではなく、もともとお世話になった目上の方への感謝を表すもの。
本来は贈られた側がお返しをする必要はありません。
ですが最近は友人などに日頃のお礼として贈る場合もあります。
贈る側と贈られる側が同等の場合、『お礼は不要』と一概には言えないこともあります。
公務員や政治家など職業や立場上、お中元を受け取ると賄賂ととられてしまう人もいます。
このような知人がいる場合、お返しをすると相手に迷惑がかかってしまうので気をつけて下さい。
お返しをする場合はお礼状にもその旨をひと言添えて出すか、お返しにお礼状を入れて送りましょう。
最後に
お礼状を堅苦しく考える必要はありません。
いただいた物へのお礼と感謝を伝えながら、季節柄を考えて体調を気遣う言葉を添えたり、あなたの家族の近況を書いたりすれば、思いのこもった便りにもなります。
最近は手紙やはがきを出すことが減ったので、手書きで送ると逆に新鮮な気持ちで受け取ってもらえるかもしれませんね。
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