スズメバチに刺されたら?症状や痛みの応急処置と病院の何科に行くか

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hornet

猛毒を持つスズメバチに刺されたときの対処法をお届けします。

病院は何科を受診すればよいのか、刺されたときにまずやっておく応急処置の方法などをまとめました。

2回目に刺された時の、危険なアナフィラキーショックの症状なども詳しくご紹介します。

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目次

スズメバチはどんなところにいる?

山林

スズメバチの特徴

スズメバチは、主に山林や雑木林などの木の多い場所、暖かく雨水の被害にさらされない民家の軒先や玄関などに巣を作ります。

8月~11月にかけ最も活発に活動しますが、基本的にスズメバチは何もしなければ人を攻撃することはありません。

スズメバチに刺される事例のほとんどが、知らずに巣を荒らしてしまう・巣に近づいてしまう、などのテリトリーを侵すような行動がきっかけとなっています。

特に気を付けたいスズメバチの種類と特徴

オオスズメバチ(体長3cm~5cm)

猛毒を持つ世界最大級のスズメバチで、山の中の地中や木の根元などに巣を作ります。

非常に攻撃的な性格とあわせ、人が発見しづらい場所に巣があるため、気づかずに近づいてしまい刺されることが多いです。

キイロスズメバチ(体長1.5cm~3cm)

民家の屋根裏・床下などの狭い場所を好み、あらゆる場所に巣を作ります。

で非常に好戦的で、巣を大きく拡張するために民家の玄関先や木の上などの広いスペースに引越しをすることでも有名です。

モンスズメバチ(体長2.8cm~3cm)

木の中の空洞や民家の屋根裏、壁の裂け目などの狭い空間に巣を作ります。

非常に攻撃的な性格、巣の近くを通っただけで数千匹の仲間と一斉に襲ってくる習性があり、また昼夜問わずに活動を続ける珍しい種類です。

スズメバチに刺されたらどんな症状がでる?

発熱する犬

スズメバチの毒は非常に強力で、ほんの数分で体内にさまざまな症状を引き起こします。

激しい痛みと患部の腫れ・かゆみ

スズメバチに刺された直後から、患部とそのまわりにかけて猛烈な痛みと腫れの症状が出ます。

熱を持ちパンパンに腫れた患部は、痛みが治まったあとも数週間その症状が続くことがあります。

倦怠感・発熱・頭痛・腹痛・嘔吐

主に頭部や首などを刺されると、このような症状が出ることが多いです。

患部付近に鈍痛または激痛を感じ、その毒性で下痢や嘔吐などを引き起こします。

呼吸困難・意識障害・けいれん・麻痺・血圧低下

刺されて数分~30分以内にこのような症状が出たら、生死に関わるアナフィラキーショックの疑いがあります。

スズメバチに刺されたのが初めてではない人は特に注意が必要です。

2回目以降に起こる「アナフィラキーショック」とは?

白い影の人間

薬物や異物が体内に入ることから起きるアレルギー反応のことで、1度目の体験時に作られた抗体が過剰に反応し、ほんの数分で急激なショック状態を引き起こします。

スズメバチの毒にはこの事例が多数あり、発症するまでの時間が刺されてから15分以内と極めて短く、非常に危険な症状です。

刺されないための予防策

スズメバチは攻撃の前、「カチカチッ」と威嚇音を出します。

この音が聞こえたら速やかにその場所から離れましょう。

黒いものにも反応しますので、白い服や帽子をかぶること、さらに香水やジュースなど香りの強いものをさけるのもポイントです。

刺された時の対処法・痛みの応急処置方法

水道の水とグラス

刺された時に気を付けること

静かにその場所から逃げる

基本的にスズメバチはターゲットをロックオンしたら、かなりしつこく追いかけてきます。

種類によっては50mほど追いかけてきますので、身を低くして静かにその場から離れましょう。

スズメバチを手や物で払わない

スズメバチが攻撃している最中はささいなことでも刺激となり、凶暴性が増してしまいます。

大声を出さない

大きな音や動きに反応し、仲間を呼ぶフェロモンを空中に飛散させますので絶対にやめましょう。

刺された時の応急処置法

時間がたつほど症状が重くなりますので、スズメバチがまわりにいないことを確認したら、すぐに処置をします。

1.傷口を水道で洗い流しながら、毒素を指でしぼり出す

この時口内から毒素が体に入るのを防ぐため、絶対に口で吸い取るのはやめましょう。
近くに水道がなければ、飲料水やお茶などでも代用できます。

2.抗ヒスタミン成分配合のステロイド系の塗り薬をぬる

痛みや腫れがひどい場合はアイスノンや保冷剤などで冷やします。なければ塗れたタオルやハンカチなどを患部に巻きましょう。

あくまでも応急処置ですので、重い症状がなくても必ず病院を受診することをおすすめします。

病院に行くなら何科を受診するべきか

health

アレルギー科が併設されている大きな病院ならなお安心ですが、基本的にスズメバチに刺されたら、皮膚科を受診しましょう。

傷口の処置はもちろんですが、アレルギー反応などが起きている場合には傷口が治ったあとも検査や治療が必要ですので、総合的に判断してみてくださいね。

最後に

夏から秋にかけて増えるスズメバチの被害は毎年あとをたちません。

自然の多いエリアに生息していたスズメバチも、近年では都心でも見られるようになりました。

刺されない為のノウハウと対処法で、自然と上手に共存するお手伝いができれば嬉しく思います。

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