短冊に願いをかける七夕は日本の年中行事の一つです。
一年に一度天の川を渡って織姫と彦星が再会するロマンティックな伝説とともに、星をテーマにした催し物など各地でイベント的な盛り上がりをみせます。
古くは中国から伝わってきた七夕は、広くはアジアにとどまらず、世界各国でもそれぞれ星にまつわる物語があります。
中でも星伝説を多く持つギリシャやフィンランドは日本と同じような二つの星が恋に落ちるラブストーリーとして語り継がれています。
キラキラと光り輝く星空を見上げて、幸せを願う気持ちは万国共通なのですね。
七夕に短冊を飾る意味と短冊の色の持つ意味
短冊を飾る由来
七夕の起源は中国の乞巧節という行事が由来と言われています。
機織りが上手な織姫を目標に、手先が器用になりますように..と祈るひな祭りのような女の子の節句でした。
現代とは違う月日の流れを軸とした旧暦の7月7日には、7本の針に5色の糸を通し、果物やお菓子などのお供え物と一緒に針仕事の上達を祈ったのが始まりと言われています。
今では笹の葉に鮮やか短冊が風にそよいでいますが、当初は5色の糸が使われていたのですね。
短冊の色の由来
5色とは中国の陰陽道という自然哲学の思想から白、黄、赤、青、黒の事を意味し、今では全てに勝る色という意味で黒にかわって紫がつかわれています。
中国から由来したこの5色は、四季の変化を区別するともに、人の心にも色のように移り変わりがあるとした思想からきています。
自然の流れと人の思考の移り変わりを色や変化に例えたのでしょう。
始まりは5色の糸からですが、やがて絹の布が使われるようになり、次第に一般庶民には5色の紙の短冊を使うことで広まりました。
七夕の短冊 願いが叶う書き方はある?
星に願いはするけれど、書くだけで終わってしまっては意味がないですよね。
『あれ、去年も同じこと書いた気がする』なんてことありませんか?
書き方次第で願うだけの現状から抜け出す方法があります。
なりたい自分になるための、自分プロデュース!さっそくはじめてみませんか?
まずはゴールの自分をイメージします。ポジティブなゴールイメージを持つことであなたのやる気モチベーションがあがります。
次に、そのイメージを映像として思い浮かべます。
例えば字がきれいになりたいのなら、クラスの代表としてあなたの習字が廊下にはられているのをイメージしたり、スラスラときれいな字をつづっている自分を映像として心にきざむのです。
最後に、そのポジティプなイメージを胸に短冊に願い事をかきだしてください。
星の持つ魔法の引力があなたの前にあらわれます。
願いが叶っていると信じることで生まれる嬉しい感情のエネルギーが現状のあなたをゴールに向かってひっぱってくれることでしょう。
七夕が終わった後の短冊の処理方法
色とりどりの短冊にあなたの思いがこもっているからこそ、いつ笹からはずすのか、どのように処分するかも大事ですね。
昔は川や海など流れのあるものに浮かべて手放すというのが習わしだったそうですが、現代でその方法は環境汚染の問題から、正しい方法か首を傾げてしまいますね。
短冊をはずすタイミングは?
七夕の短冊は7日の夜に外します。
飾っている間は短くても、あなたの願いのエネルギーはしっかりあなたの心と星に届いています。
短冊の処分方法は?
白い紙に包んで燃えるゴミとして出します。
せっかく心を込めて作った折り紙や願い事が生ゴミと一緒にするのに抵抗があるようなら、袋を分けてもいいですね。
せっかく作ったからとか、一生懸命書いたからという理由でいつまでもとっておくことはありません。
消えてなくなるからこそ、心に深く残る思い出があります。
最後に
今まで知らなかった短冊の書き方や処理法、早速試してみませんか?
短冊の願いに有効期限はなくても、ずっと手元に置いておくわけにはいきませんよね。
天まで届けと思いながら、したためた言葉の一つ一つは、すでに気づかないところであなたの行動を変えているかもしれません。
笹の葉に揺らいでいた星への願いはあなたの未来の姿として心に生き続けているでしょう。
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