お中元とお歳暮は贈る時期や意味合いが異なります。
どちらも相手に感謝の気持ちを表すものですが、時期に合わせた品物が好まれます。
誰に、どんなふうに贈ればいいのかは誰もが悩むところですが、厳密なきまりはありません。
一般的な例を参考にまずリストアップしてみましょう。
そこからあなたの大切な人、贈りたい人を挙げていけば大丈夫です。
またお中元よりもお歳暮を重視する傾向があるので、品物選びや金額に迷ったら参考にして下さい。
出典 http://hibinote.net/758.html
お中元とお歳暮の違いは?
一番の違いは贈る時期です。
お中元は7月から8月にかけて贈りますが、お歳暮は年の暮れにあたる12月に贈るものを指します。
どちらも日頃お世話になっている方に感謝を込めて贈るものですが、時期が違うために意味合いも多少異なります。
お中元の意味と品物
夏に贈るものなので、「暑さで身体を壊さないように」という季節のあいさつも込められます。
品物はビール、ジュース、ゼリー、水ようかん、そうめん、お肉、フルーツなどが好まれます。
清涼感を味わってもらえるよう、または夏バテ防止にスタミナや栄養をつけてもらうようにとの心遣いですね。
お歳暮の意味と品物
お歳暮は一年を締めくくるあいさつと、『来年もよろしくお願いします』という意味合いもあります。
品物は年末年始に家族や親戚が集まった時に楽しめるものが多いです。
お中元と同じビールやフルーツ、お肉をはじめ、ワイン、チョコレートやクッキーなどのスイーツ、ハム・ソーセージ、最近は鍋料理の材料なども人気です。
お中元・お歳暮の贈る範囲はどこまで?
「目上の方や日頃お世話になっている人に贈る」とは言いますが、具体的に誰に贈ればいいのかを決めるのはなかなか難しいもの。
結婚して子どももいると、勤め先の上司や仕事の取引先だけでなく、義理の両親やお互いの親戚、子どもの習い事の先生など、挙げていくときりがなくなってしまいます。
あるデータでは贈る相手として、下記アンケート結果がでました。
出典:アンケートデータバンクhttp://www.enquete-data-bank.net/category/manner/000015.html)
2位 親戚
3位 会社関係や商売の取引先関係
4位 その年お世話になった方
5位 友人
贈る相手の線引きにきまりはありません。
あなたの日々のつきあい関係を振り返り、誰に贈るかを決めれば大丈夫です。
品物の金額の相場は?
自分の収入や相手との関係によって金額は変わりますが、お中元は3000円~1万円程度、お歳暮は3000円~1万5000円程度が一般的。
お歳暮の方がお中元より2割ほど高いものが選ばれる傾向にあります。
これはなぜかというと、一年の締めくくりとしてお歳暮の方が重要視されるからです。
両方贈るのが負担になる場合、お歳暮だけを贈る人も多く、お中元を省いた分お歳暮により高価なものを選ぶことにもなります。
今年だけ贈る相手はのしの書き方に注意
お中元やお歳暮は慣例として贈るもの。
一度だけのお礼として贈るのは失礼にあたることもありますので、その場合は「お礼」として贈りましょう。
届ける時期も時期にこだわらず、何かあった時に贈るのでも良いです。
お中元やお歳暮は日本ならではの慣習。
若い世代ではこのような贈り物をする感覚が薄く、誰に贈るかもあまりこだわらないようですが、年配の方は季節の慣例としている方も多いです。
両方贈るのが難しい場合はお歳暮一つに絞っても構いません。
ですが、毎年の感謝の気持ちとして届けるもの、という意味合いを心に留めておいてください。
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