新入社員のみなさん、ご入社、おめでとうございます。いよいよ、社会人としての一歩を踏み出す時がやってきましたね。
会社に期待を背負い、これから共にがんばっていこう、と思っている諸先輩方が開催してくださるのが「新人歓迎会」です。
この席では、新入社員、つまりあなたが主役。歓迎されていることを素直に受け止め、楽しく過ごしましょう。
とはいえ、会社の偉い方々と共に「楽しく過ごす」のは難しいかもしれません。
また、そのとき、必ずと言っていいほど「新人のスピーチ」があります。何を話していいのかわからない・・・という方も多いのでは?
ここでは、スピーチを行うにあたってのポイントや心構えについて解説していこうと思います。
新入社員歓迎会でなぜスピーチをするの?
新入社員の歓迎会では、先輩や上司は、新入社員を歓迎すると同時に、性格や特性を早く知りたいと思っています。
これから長く一緒に仕事をしていく仲間として、名前や出身だけではなく、人柄、考え方、話し方、得意分野など、その人物を知ることはとても大切なことです。
だからといって、自分の自慢話ばかりしていいわけではありません。
「これからこの会社で精一杯頑張りたい」という素直な気持ちが伝わるようなスピーチにしていきましょう。
また、歓迎会にもマナーがあるのはご存じですか?
挨拶が終わって一安心、さぁゆっくり楽しもう!と油断した時が危ないのです。
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新入社員歓迎会・社会人の飲み会のマナーとは?
自己紹介の構成と盛り込みたいポイント
スピーチの構成は、下記の通りです。
(1)歓迎会を開催していただいたことへのお礼
(2)自己紹介
(3)これからの仕事に対する抱負
スピーチは、たいてい歓迎会の最後に行われます。時間を割いて歓迎会を開催していただいた先輩や上司に対するお礼は忘れてはいけないポイントです。
また、歓迎会には参加しているものの、仕事上あまりかかわりのない他部署の人々も出席している場合があるかもしれません。
自己紹介で所属部署を述べることも忘れずに。いつ異動になって一緒に働くことになるかわかりませんよね。
新入社員歓迎会の自己紹介の例文
新入社員歓迎会の自己紹介例文を紹介します。参考にして下さい。
歓迎会を開催していただいたことへのお礼
・お忙しい中、私たち新入社員のためにお時間をいただき、本当にありがとうございます。
一言でいいので、歓迎会を開催していただいたことに対する感謝の気持ちを述べましょう。
自己紹介
私は、雪深い秋田県出身です。
初めての一人暮らし、都会暮らしで、食事の支度から満員電車まで、すべてが初めてのことばかりです。
元来のんびり屋なので、新しいことに慣れるまで少し時間がかかりますが、仕事も私生活も毎日新しい発見の連続で、日々楽しんでおります。
4月1日付で○○部に配属されました××と申します。
生まれも育ちも東京の下町で、大学はサイクリング部で活動しておりました。
マイ自転車を運んで海外の山々を走ったり、北海道から沖縄まで自転車で走破したり、とかなりハードでしたが、充実した大学生活を送っておりました。
チリの空港で自転車が盗まれたり、アフリカで野生動物に遭遇したり、精神的にも鍛えられました。
自己紹介は、長すぎず、短すぎず、の分量がいいでしょう。
スピーチする人数にもよりますが、最後の人までスピーチがなかなか終わらず、会の終了時間が長引いて、かえって先輩や上司の迷惑になることもあります。
今後の抱負
・早く仕事を覚えて、先輩方のお力添えができるようにがんばります。
・会社の発展に貢献できるよう、精一杯がんばっていきます。
・慣れないことも多くあり、ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、ご指導くださいますようよろしくお願いいたします。
謙虚に、「これからがんばります」という気持ちを伝えましょう。
スピーチ全体の長さは1分、長くても2分です。お酒の席ですので、話が長いと飽きられてしまいます。要点をつかんで話すようにしましょう。
いつでもマナーを忘れずに
新入社員歓迎会に限らず、どんな時でも大切なことは、社会人としての最低のマナーを守ることです。
上司や先輩方には必ず挨拶する、時間を守る、気を使う、この3点は、たとえお酒の席であったとしても守らなければなりません。
自分の部署以外の先輩でも、いつお世話になるかわかりませんよね。どなたに会っても必ず挨拶はするようにしましょう。
また、歓迎会は「新入社員が主役」と思っていたら大間違い。遅刻はどんな時でも厳禁です。
お酒の席だとしても、節度をわきまえ、「入社させていただいた」こと忘れずに、常に上司や先輩に感謝しつつ、会社に貢献できる人になりましょう。
がんばってください!
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