冬は暖房でストーブなどの別の暖房器具を使うので、エアコンは夏しか使わない、という方も多いのではないでしょうか。
でも、急に暑くなったとき「エアコン掃除をしてないからほこりが気になる・・・」ということはありませんか?
いざ自分でエアコン掃除をしようと思っても、フィルターとかフィンとかってどこのこと?いっそのこと業者に頼むといくらかかる?…など疑問もつきものです。
今日は、そんなときにも困らないよう、自分でできるエアコンの掃除方法についてお話します。
ただし、先に一つだけ断っておきたいのですが、自動洗浄機能付きのエアコンの場合、これらの掃除は残念ながら自分ではできません。
エアコンの自動洗浄機能を使用する、あるいは業者に掃除を頼むしか方法はないようなのでご注意ください。
出典 http://www.eakon-gaido.com/original2.html
エアコン掃除を業者に頼むとどれくらいかかる?
エアコン掃除を自分でせずに、業者に頼む方が一番きれいになります。
ですが、エアコンが1台ならまだしも、戸建になると4台ついていたりしますよね。
全部業者に頼んだら・・・考えるだけでも恐ろしい金額になります。
目安として、エアコン掃除を業者に頼むと1台あたり10,000円ほどかかります。自動洗浄機能付きの場合は、1台あたり15,000円が相場です。
もちろん、メーカーや機種、経過年数、汚れの程度など状況は様々ですので、それに個々に対応してくれる業者のクリーニングを行うことはエアコンを長持ちさせるためにも必要なことです。
でも金額を考えると毎年は頼めない・・・という場合は、自分でできるエアコンクリーニング方法を考えてみましょう。
エアコン掃除をするスプレーのメリットデメリット
エアコン掃除を自分で手軽に行える洗浄スプレーは、いろんな種類が市販されています。
使う際のメリット、デメリットについて考えてみました。
メリット
一番のメリットは費用とお手軽さです。
業者にクリーニングを頼むことを考えたら、どんなに高くても1本2,000円ほどでエアコンがきれいになるなら、こんなにうれしいことはないですよね。
また、ほとんどのスプレーが、エアコン内部にスプレーして数分間放置するだけ、というとても簡単なものですので、業者に予約してエアコン下を片付けて・・・という手間とは比べものになりません。
デメリット
もちろん、デメリットがあります。
あまり知られていないかもしれませんが、フィンはきれいになりますがファンはきれいになりません。
フィンは、目で見えるエアコンの羽のこと。そこについているほこりや汚れを落とすことで効率はもちろん良くなります。
そのため、電気代の節約になったりエアコンの効きが良くなったりすることは確かです。
ファンは、内部で風を外に送る送風機の役割をしているものです。
ここをきれいにすることで悪臭などが消えるのですが、市販のスプレーはここまで届きません。
また、スプレーする際に間違えて電気部分にかけてしまうと、エアコンが動かなくなってしまうこともあります。
お手軽さはとてもありがたいのですが、その分デメリットもあることも承知で使用することが必要ですね。
フィルターの掃除方法
エアコン掃除、というとフィルターの掃除をイメージする方が多いかもしれませんね。
でもどうやっていいのかわからない、という方のために効率的な掃除方法についてお話しましょう。
(1)まず掃除機をかける
いきなりエアコンからフィルターを外していないでしょうか。
まず、外す前にフィルターをかけましょう。
先にフィルターやエアコン周りのホコリを吸い取ることによって、フィルターを外す時にホコリをまき散らすことがありません。
(2)ゆっくりはずす
バサバサはずすと、当たり前ですがホコリをまき散らすことになります。
また、柔らかい素材でできているので、あまり強く引っ張ったりすると破損する恐れがあります。
(3)フィルターに掃除機をかける
フィルターに掃除機をかけますが、吸い取る方向に注意してください。
掃除機は外側からかけます。内側からかけると、かえってフィルターの目に詰まってしまうからです。
(4)水洗いする
月に1度程度は水洗いをすると良いでしょう。この場合は、掃除機をかけるときとは逆で、内側から水を流します。
外側から水をかけると、フィルターの目にホコリが詰まってしまうからです。
使い古した歯ブラシで優しくこすると、ホコリも落ちやすくなります。
フィンの洗浄方法
(1)コンセントを外す
手の届く範囲とはいえエアコン内部に触れることになりますので、エアコンのコンセントは外しておいた方が安全です。
(2)エアコン周りを養生する
スプレーや洗浄後の液体が飛んだりすることもありますので、エアコン周りをビニール袋などで養生します。
大変そうですが、ビニール袋をはさみで切ってガムテープで貼る、という程度の養生で大丈夫です。
(3)スプレーを洗浄
市販のスプレーを、使用方法をよく読んでフィンにスプレーします。
この時、下に液が垂れる場合がありますので、エアコン送風口あたりにもビニール袋を用意して液体を受け止められるようにしておいた方が良いでしょう。
(4)電源を入れて送風運転にする
数分待った後、コンセントを指して電源を入れます。そして、送風運転にするのですが、この時の注意が一つ。
送風にしてファンが回り始めた瞬間に、洗浄液が飛び散ります。最初は激しく、そのうち落ち着いてきますが1分間ほどは飛び続けます。
送風口はタオルなどで抑えられるようにしておいてから、送風運転にした方が無難です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。エアコン掃除はとっても面倒だ、と思っていらっしゃる方が多いでしょうね。
確かに面倒で時間もかかるものですが、家じゅうの空気の質を左右することを考えると、少しでもきれいにしておきたいものです。
お金をかけずに少しの手間をかけて、きれいな空気で快適に生活できると良いですね。
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