新入社員として、スーツや靴などと並んで買いそろえておきたい、いや、買いそろえなければならないマストアイテムの一つが名刺入れです。
社会人の証、自分の名前の入った名刺はもう手元にありますか?
うれしくて、学生時代の友人に配り歩いたりしていませんよね?
名刺は、ただの小さな紙切れではありません。相手に挨拶をするときに会社の一代表として必ず渡す、とても大切なものです。
新入社員は、ただでさえあいさつ回りで名刺を配る機会が多くあります。まさか、その時にポケットからしわくちゃな一枚を出すわけにはいきません。
ここでは、この大切な名刺を持ち歩くときに必要な「名刺入れ」について、しっかり選ぶためのポイントをお話ししましょう。
出典 http://www.glencheck.net/item/2700.html
名刺入れにはどんな種類がある?
売り場に行くと、色や素材がさまざまなものがあり、迷ってしまうかもしれませんね。
ここでは、一般的に市販されている名刺入れについて、新入社員が持つという観点からご説明します。
素材
① 革
一番多く市販されている素材で、また値段も高いものから安いものまで様々です。色もたくさんありますね。
良い革は値段も高く、高級感もありますが、手になじむまで革が固く、名刺の端が折れやすいという難点があります。
反面、合皮などの比較的手に入れやすい革は、革そのものがしわだらけになったり、裏がボロボロになりやすい、という欠点もあります。
それでも革は清潔感がありますので、新入社員が持つという点では安くてもいいので革製のものをおすすめします。
② 金属
アルミ製のものが一般的ですが、見た目が安っぽい印象を与えることが多いためビジネスシーンで使われることはあまりありません。
あいさつ回りが多い新入社員にとって、アルミ製は収納枚数が少ないものも多いので、名刺切れを起こさないためにも、持つのは避けた方が無難です。
オープンな会社であれば持っている先輩もいるかもしれません。しばらく周りの様子を見て、会社の雰囲気に合うようであれば考えてみてもいいでしょう。
③ 木
木製の、デザインの凝った名刺入れもありますが、これも新入社員にはおすすめしません。
取り出しにくかったり、逆さまにすると中身が落ちやすかったりすることがあります。
最初から目立つ必要はないので、新入社員の間は一般的に広く使われているものを使用するのが無難です。
会社の雰囲気や先輩の持っているものを観察して、木でもおかしくないようであれば、のちのち持つのが良いと思います。
色
これも会社の雰囲気に合わせるのが一番ですが、新入社員が選ぶのは黒系か茶系が無難でしょう。
タブーな色は赤です。色そのものが相手に警戒心を与えてしまうため、名刺入れでは絶対に選びません。
その他
ポケットがついていたり、大容量を売り文句にしている名刺入れもあります。
それぞれ好みがあると思いますが、ポケットがついているタイプは整理しやすい点がある反面、ポケットの分だけ厚くなってしまうことがあります。
また、大容量の名刺入れは、自分の名刺も相手の名刺もたくさん入る反面、必要な時に必要な名刺が探しづらい、という欠点もあります。
ここは、個人の好みの問題ですので、実際に手にとって確かめてみるとよいでしょう。
また、名刺入れだけではなく、ネクタイのコーディネイトも大事です。
おしゃれな印象を持たせるには、ネクタイの種類や柄にもこだわりましょう。
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ネクタイの種類と着回しのきくネクタイのポイントは?
新入社員が持つ際の注意事項は?
たかが名刺入れ、と思ってはいけません。
挨拶をするときに、実は名刺入れは必ず相手の目に留まるものです。
名刺の基本的な渡し方を考えてもわかるように、名刺交換の際、あなたも相手方の名刺入れを目にすることになりますし、相手方も、あなたの名刺だけでなく名刺入れをしっかりチェックすることになります。
このとき、もちろん名刺入れがきちんとしたものだと印象が良くなります。
反対に、あまりに汚れていたり、ボロボロの名刺入れであったりすると印象は良くありません。
また、ブランドロゴが大きく入っているものは、新入社員として「生意気」に思われるかもしれませんし、派手な名刺入れは印象に残りやすいですが、「公私混同」とみられるかもしれません。
名刺入れは自分の個性を表すものでもありますが、新入社員という立場を考え、ふさわしい名刺入れかどうかを考えてみましょう。
いま人気のブランドは?
ポールスミス
同じ黒でも、ワンポイントがとてもおしゃれな名刺入れを扱うポールスミス。
定番の名刺入れは、ストライプが端に少しだけ見ていて、控えめに個性を主張しています。
値段は1万円からで、新入社員の給料を考えると少しお高く感じるかもしれませんが、持っているとデザインは必ず話題になりそうですね。先輩にも一目置かれること間違いなしの名刺入れでしょう。
イルビゾンテ
清楚な本革を使用した、使いやすい名刺入れの定番です。
値段は1万円前後で、豊富なデザインや色が揃っており、また、男女兼用なのでプレゼントにもよく選ばれています。
マチがついているものは大容量で、名刺切れを起こす心配がありません。
シンプルだけど、真っ黒でいかにも新入社員というのはいや、と思っている方にはおすすめです。
まとめ
余計に迷ってしまった、という方はいらっしゃいませんか?
名刺入れは、社会人になると毎日持ち歩いて使用するものですから、デザインだけではなく、使い心地はとても大事です。
ネット通販などで安く買おうと思っている方も、まずは実際に売り場に足を運んで、手にとって手触りなどを確かめることをおすすめします。
枚数はどれぐらい入りそうか、傷はつかないか、色はスーツに合うか、挨拶する相手に失礼にならない色か、など、実際に見てみると印象が変わります。
ぜひ、自分にピッタリくる名刺入れを選んで、新入社員としてのあいさつ回りを成功させてくださいね。
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