300年以上の歴史を持つ三重県の熊野大花火大会。
2017年も8月17日に行われ、例年県内外から20万人以上もの観客が集まります。
約1万発打ち上げられる花火は、海面で半円状に広がる「海上自爆」をはじめ、どれも迫力満点。
もとはお盆の初精霊供養として始まったと言われ、今でも供養のための灯籠焼きや追善供養の打ち上げが行われています。
ここでは全国的にも知られる熊野大花火の見どころや、観覧スポットなどをご紹介します。
熊野大花火大会2017の見どころ
熊野灘と国立公園の鬼ケ城をバックに繰り広げられる花火は、豪快そのもの。
「海上自爆」は、海上を猛スピードで走る2隻の船から次々と火のついた花火が海へ投げ込まれ、水面で花火がドーム状に開きます。
「三尺海上自爆」は、沖合に浮かべられた筏の上で三尺玉をそのまま爆発させます。
重さ約250㎏の三尺玉が弾け、直径600mの半円形の花火が美しく広がるさまが見事です。
フィナーレの「鬼ケ城大仕掛け」は、景勝地鬼ケ城の岩場や洞窟を利用した仕掛け花火。
なかでも岩場に8号玉や二尺玉の花火を置いてその場で爆発させる「鬼ケ城大自爆」は、花火の爆音や爆風が岩場で反射したり、洞窟の中で共鳴することで迫力も倍増します。
熊野大花火大会2017の日程と場所
日時
2017年8月17日(木)
会場
三重県熊野市 七里御浜海岸
熊野大花火大会2017有料席のチケット情報
有料浜席
2017年6月30日(金)より販売
・1マス席(180cm×180cm/定員5名)10,000円
・半マス席(90cm×180cm/定員2名)6,000円
・熊野市観光協会(窓口で直接販売)
・チケットぴあ
※詳細は以下のページで確認してください
https://www.kumano-kankou.info/kumano-fireworks/paid-seat/
有料堤防席※完売
2017年6月30日(金)より販売
・テーブルつきイス席 6,000円
熊野市観光協会の電話受付でのみ販売
※詳細は以下のページで確認してください。
https://www.kumano-kankou.info/kumano-fireworks/reservation/
花火が見える絶好スポット&穴場スポット
会場は花火大会の数日前に「浜割り」が行われ、通路や危険区域、区画割りなどをします。
人気のスポットは「浜割り」直後に場所取りが始まってしまいます。
遠方から出かける人も、前日か当日に到着したらまず場所の確保をしておきしょう。
ゲートごとの観覧ポイントを挙げてみました。
1番ゲート
花火の最前列になるので一番人気の場所。
「浜割り」の直後から場所を確保する人も多いので、ここで観たい場合はできるだけ早く場所取りをしておきましょう。
2番ゲート~3番ゲート
浜の真ん中にあたり、打ち上げ花火が頭上に上がる位置。
鬼ケ城大仕掛もよく見えます。
4番ゲート~5番ゲート
一般観覧席のできるだけ前にいくと「三尺玉海上自爆」が大迫力で眺められます。
6番ゲート
列車で行った場合、アクセスに便利な場所。
傾斜があるので後ろ寄りの方が見やすいです。
7番ゲート~獅子岩
当日でも空きスペースが見つかる穴場。
カップルやグループなど、落ち着いてみたい人におすすめの場所です。
大音響などの迫力には欠けますが、獅子岩から南側からも十分花火全体が眺められます。
花火が終わった後の混雑も避けられます。
最後に
会場は砂浜なので、スニーカーや底の平らな履物で行きましょう。
世界遺産である熊野古道のある街としても知られるところなので、泊りで出かけて、観光をしていくのもおすすめです。
宿泊場所も早めに予約してくださいね。
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