仲良しの友人の結婚式にお呼ばれするなんて、とってもうれしいことですよね。さて、着ていくものは?何を持っていく?
自分のことのようにわくわくするのではないでしょうか。
でも、ちょっと冷静になってみましょう。結婚式は「冠婚葬祭」と言われるぐらい、人生でとても大切なイベントの一つです。
当然、そこは昔からの伝統やマナーが重視されるところです。
知らなかったでは済まされません。せっかく招待してくれた友人のためにも、マナーをしっかり勉強していきましょう。
出典http://guriko1.com/wedding-guest-dress-2571
結婚式の服装のマナー
一番気になるのは、服装のマナーですね。結婚式の服装のマナーには、実はNGがいっぱいあります。
堅苦しくなる必要はありませんし、難しく考えることはありません。
しかし、マナーを守るためにもドレスを購入する際などは以下の点に特に注意が必要です。
ドレスの色
白は絶対に選んではいけない色です。
なぜなら、白は結婚式では花嫁の色と決まっているからです。
花嫁のウェディングドレスは純白ですよね。結婚式当日は、白は花嫁だけが身につけるとこのできる特権なのです。
これは、ドレスだけではなく、ボレロなどの羽織物にも同じことが言えますので気をつけましょう。
また、絶対ダメとは言えませんが、ベージュやクリーム色のドレスもあまりおススメできません。
写真撮影の際、光の加減で真っ白に映ってしまうことがあるからです。
華やかなお祝いの席ですのでカラードレスが一番ふさわしいのですが、中にはお色直しのドレスの色とかぶらないようにしてほしいと思う花嫁もいるようです。
ちょっと難しいかもしれませんが、さりげなくお色直しのドレスの色を聞いておくのも良いかもしれませんね。
なお、無難に黒を選ぶ方が多いようです。悪くはないのですが、華やかな席だということを忘れずに。
黒でも光沢のある黒やアクセサリー、小物などで華やかさを演出するようにしましょう。
ドレスの丈・袖の丈
結婚式の主役は新郎新婦です。当然、参列者は新郎新婦より目立ってはいけません。
それを考えると、ドレスの丈や袖の丈もおのずと決まってきますよね。
あくまでも挙式は皆の前で結婚を誓う厳かな儀式です。露出の高いドレスの場合は、必ず羽織物などで肌を隠します。
また、挙式に続いて行われる昼間の時間帯の披露宴でも、露出の高いドレスはNGです。また、体の線がはっきり出てしまうようなドレスも着用は控えます。
ただし、夜の時間帯の披露宴に限っては、露出のあるドレスでも良いとされています。
イブニングドレス、という言葉があるように、夜の時間帯の正装は胸元や背中が大きく開いたノースリーブで、丈は足首が隠れるぐらいフロアー丈やロング丈が正装になるからです。
とはいえ、基本的に日本の披露宴の時間帯は昼から夕方にかけて行われることがほとんどなので、露出の高い服は避けた方が無難かもしれません。
時間帯をよく考えて、ドレスを選ぶことをお勧めします。
ちなみに、二次会の場合はドレスコードはそこまで厳しくありません。
露出の高いドレスで羽織物をして披露宴に出席した後、羽織物をとって二次会に出席することはもちろんOKです。大いに楽しみましょう。
ファー素材
結婚式では、毛皮や革素材のものはNGとされています。「殺生」をイメージさせるもので縁起が悪いとされているからです。
また、実際問題として、披露宴は食事をする場所であるため、毛皮の毛やほこりがとびちって不衛生である、ということもあるようです。
パンツスーツ
基本的にはお呼ばれはワンピースで参加するものですが、パンツスーツもダメというわけではありません。
ただし、どうしてもビジネスっぽく見られがちなので、着こなしが難しいかもしれませんね。
華やかな席ということを考え、ビジネススーツとは違う、光沢のある生地や華やかな色のシャツ、またアクセサリーも大ぶりのものを合わせるなど、お祝い気分を盛り上げるようなコーディネートが必要になってきます。
結婚式の髪型のマナー
結婚式は出費が多いですから、少しでも出費を抑えようと髪型は自分でセットしがちですよね。
自分できれいにアップスタイルが作れるなら別ですが、結婚式ではドレスに合わせた髪型を心がけましょう。
フォーマルな席ですから、ダウンスタイルはどうしてもドレスに合わせるとだらしなく見えることが多いので、あまりおススメできません。
簡単なアレンジでアップやハーフアップスタイルができるように自分で練習してもいいですね。
結婚式に慣れている美容院では、5000円以内でアップスタイルにしてくれるところもあるようです。探してみると良いかもしれません。
結婚式の足元のマナー
結婚式ではサンダルやブーツはカジュアルすぎてNGです。また、妊娠中など特別な理由がない限り、平たい靴ではなく、ヒールのある靴を選びます。
正装では、つま先の隠れるパンプススタイルが基本です。露出は避け、つま先までしっかり隠れるような靴を選びましょう。
また、ストッキングは必ず着用します。フォーマルな席ですので、柄入りストッキングではなく、肌に近いベージュの無地あるいは少しラメの入ったストッキングを選びましょう。
ドレスで黒は許容範囲ですが、ストッキングでは黒は喪を連想させるので避けます。
結婚式のバッグ・アクセサリーのマナー
ドレスの項目でも述べましたが、ファー素材や革素材のものは殺生を連想させるので使用しません。
また、フォーマルな場では、バッグは小ぶりのものを選びます。大きいものはマナー違反となりますので注意しましょう。
小さなバッグにすると入りきらない、という理由で紙袋をサブバッグにしている方をときどき見かけますが、これもマナー違反です。
たとえ高級ブランドの紙袋だったとしても、これは大変失礼に当たります。
バッグと同様、フォーマルにふさわしい素材のサブバッグを選ぶことが大切です。
結婚式の服装マナー・まとめ
結婚式は服装マナーだけではなく、いろいろなマナーがあることに気づいていただけたでしょうか。
体験談の中には、ドレスやバッグを買いに行った際、店員さんに勧められたドレスがすでにマナー違反だった、ということもあるようです。
店員さんもマナーを知らずに商品を勧めてくることも考えられますから、自分でしっかりマナーの勉強をして、大切な友人の門出をお祝いできるようにしたいですね。
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