お盆の送り火の日にちや時間とやり方は?マンションはどうやる?

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ceremonial-bonfire

お盆の送り火の日にちと正しい時間とやり方について、わかりやすくご紹介します。

送り火の意味やその地域独特の方法、マンションや集合住宅でもできる送り火のやり方などもお届けします。

お盆の最後の後片付けの方法なども、合わせて参考にしてみてください。
出典http://www.47news.jp/localnews/kumamoto/2013/07/post_20130716075447.html

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目次

お盆の送り火にはどんな意味がある?

大文字焼

出典http://ajisailk.com/688.html

お盆の送り火とは、お盆にわたし達のもとへ帰ってこられたご先祖様たちを無事にお送りするための行事のひとつです。

お盆の間わたしたち子孫と過ごしたご先祖様たちが無事に帰れるように、迎え火と同じくあちらまでの道しるべとして送り火を焚きます。

送り火を焚くことでご先祖様たちにお盆の終わりを告げ、1年後の再開を約束し帰路へとお送りします。

お盆の送り火の日にち・時間・やり方

送り火

出典http://sinn1018.hatenablog.com/entry/20130814/1376443730

送り火の日にちと時間

お住まいの地域にもよりますが、一般的に送り火はお盆の最終日の夕方に行います。

お盆の送り火といえば、京都の「大文字焼き」と長崎の「精霊流し」が有名ですね。

家庭で送り火をする場合は、お盆のお供えものやキュウリやナスの馬を一緒に炊き上げ、お盆の終わりを迎えます。

送り火のやり方

家の玄関先や門など、基本的には迎え火を行った場所と同じところで送り火を焚き、ご先祖様をお見送りします。

焙烙(ほうろく)と呼ばれる素焼きのお皿で、オガラと呼ばれる麻の茎や松を焚きながら、ご先祖様の帰路の無事を願い静かに手を合わせましょう。

汚れを祓い清める麻の茎や松と一緒に、ご先祖様が乗って帰ると言われる野菜の馬を焚き上げ、ご先祖様への感謝を伝えます。

オガラはお花屋さんやホームセンター・焙烙は仏具店などで簡単に手に入りますので、事前に準備しておきましょう。

マンションの場合のポイントと注意点

火災報知器

出典http://www.shoubo-technos.co.jp/gyoumu2009.html

マンションに限らず最近の住宅事情では、家が密集して建築されている地域なども多く、敷地内での火や煙はなかなか使いにくいというのが現状ですよね。

いくつか気を付けたいポイントをご紹介します。

共同廊下などの火災報知機に注意する

本来は玄関先で焚くのが一般的ですが、廊下などに火災報知機などが設置されている場合は、ドアを開け室内で送り火を焚きましょう。

オガラの量を少なくする

オガラは短時間で燃え尽きるようなちょうどよいサイズに折り、家にあるボウルや耐熱容器で焚いて火や煙を調整しましょう。

お供え物は一緒に焚かない

送り日は野菜やお供え物を一緒に炊くのが一般的ですが、煙も火の量も増えますので、この場合はオガラのみで送り火を焚きましょう。

お供え物の片付け方

とうろう流し

出典http://e-bozu.at.webry.info/201408/article_2.html

本来の送り火では、お盆のお供え物とともにオガラを焚き全てを燃やす・または灯篭流しや精霊流しのように海や川に流すことでご先祖様たちがお帰りになるとされています。

昔は各家庭でもお盆のお飾りやお供え物を川などに流していましたが、衛生上の問題により禁止されている地域がほとんどです。

お盆のお供え物は「ありがとう」の気持ちを込めて、塩をかけ清め生ゴミに出しましょう。

提灯などのお飾りは丁寧に拭いて、来年までしまっておきましょう。

まとめ

お盆の送り火は長く受け継がれる、古きよき日本の風習のひとつです。

住宅事情によっては、なかなか伝統的な送り火を行いにくいのも確かですが、大切なのは形ではありません。

気持ちよくご先祖様を送りたいというその素敵な想いは、きっと伝わっていることでしょう。

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