手がむくんで指輪が抜けなくなった経験はありませんか?
顔や脚に比べ気付きにくいですが、手もむくみやすい部位のひとつです。
寒さによる冷えや日常生活のストレス、間違った生活習慣などさまざまな要因により、血行やリンパの流れがとどこおり、むくみとなってあらわれます。
今日はそのむくみの原因と改善策についてご紹介しましょう。
出典http://www.themotherhuddle.com/make-time/babys-hand/
なぜ手や指がむくむのか?
顔や足など他の体のパーツと同じようにむくみの原因には血液やリンパの流れと密接な関係があります。
長時間パソコンに向かうなど同じ姿勢をとることにより、血液やリンパなどの体液がうまくながれず、むくみとなって身体にあらわれてしまうのです。
むくみ はどのような仕組みでおこるのか
人間の体には動脈と静脈の2つの道路と、リンパいう体液が流れる道路があります。
ポンプの役目の心臓をつかって血液は動脈という道路をとおり、全身の細胞に栄養や酸素を送ります。
細胞で使用済みになった老廃物や二酸化炭素は、静脈へとながれ、静脈に吸収されなかった体液はリンパ液となります。
心臓の動きを利用する動脈と違い、リンパは筋肉の動きによって流れます。
運動不足による筋肉の衰えだけでなく、冷えや疲労による生活習慣の要因からも筋肉の動きが悪くなり、停滞したリンパはむくみとなって手足にあらわれます。
手・指のむくみ解消マッサージ法
手のマッサージ
まずは動かすことで、血流をよくしましょう。手首を固定した状態で手のひらを左右上下にブラブラさせます。
左の手の甲を右手のひらでさすります。
軽く10回こすったら、反対の手も同じようにさすってみましょう。
リラックス効果もあるラベンダーなどのエッセンシャルオイルやハンドクリームをつかい、すべりをよくすると効果的です。
指のマッサージ
それぞれ反対の手をつかい、指を一本ずつ包み込むようにしながら、根元から指さきにむけてやさしく引っ張ります。
両ひじを横にはるようにしながらおこなってください。
右手でげんこつをつくって左の手のひらをグリグリとマッサージします。
反対の手をつかい、指を一本ずつ包み込むようにしながら、根元からゆびさきにむけてやさしく引っ張ります。
いた気持ち良いくらいの圧力をくわえながら、8〜10回行います。
反対側も同じようにしてみましょう。
手のむくみをとるツボ
手には全身の反射区と言われているツボがたくさんあります。
手のひらの真ん中に位置する腎臓のツボ「労宮」はむくみに効果的です。
反対の手の親指をツボにあてて優しく包み込むようにしながら、1回につき3秒を目安に押していきます。
次に手のひらと手首の境目にある膀胱のツボも同じように指をあてて軽く圧力をかけながらもんでみましょう。
最後に
忙しい生活を送るなかで、手のケアはあとまわしになりがちです。
短い時間ですぐに効果を感じるマッサージやツボ押しは場所を選ぶことなく、楽しく続けることができます。
1日のうちほんの少しでも自分のためだけに時間を確保し、大切にする時間をつくってみましょう。
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