お盆のお墓参りの期間と、適した時間や服装についてご紹介します。
休みが取れずお盆のお墓参りに行けない時の対処法や、お墓参りで気を付けたいポイントなどもわかりやすくお届けします。
覚えておくと役に立つ、正しいお墓参りの作法なども合わせてごらんくださいね。
出典http://shotaiji.blog.so-net.ne.jp/2011-08-14
お盆の墓参りの期間はいつからいつまで?
7月盆の地域も8月盆の地域も、お盆のお墓参りは13日の盆の入り日に行くのが一般的です。
お盆は通常のお墓参りと違い、お墓にご先祖様たちを迎えに行くという意味があり、地域によっては16日のお盆最終日に再度お墓までお送りするところもあります。
お盆の間はこちらの世界で家族と時間を過ごすことができるとされていますので、なるべく早めにお墓参りに行くのが理想です。
お盆の墓参りに適した時間や服装
お墓参りの時間
特に決まった時間帯というのはありませんが、法要行事やお墓参りなどは午前中に行うのが一般的とされています。
蒸し暑い夏のお墓参りを朝の涼しい時間帯に済ませるためと、お墓参りがどこかへ遊びに行った帰りなどのついで行事にならないように、といった両方の意味から習慣化されているようですね。
仕事や家庭の事情で朝のお参りが無理な場合は、夕方を過ぎない時間を目安にお参りすると良いでしょう。
お墓参りの服装
初盆などの法要行事がある場合は喪服でお参りしますが、特に何もない場合の服装は基本的に自由です。
お盆のお墓参りは他の親族と出会うこともありますし、草抜きやお掃除などがしやすいよう、失礼がない程度にあまり派手でなく動きやすい服装が良いでしょう。
あくまでも行楽ではなく故人を偲ぶお墓参りの場ですので、香りのきつい香水や露出の激しい格好なども控えましょう。
お墓参りの基本マナー
ここでは知っておくと役に立つ、お墓参りの基本的な作法をご紹介します。
宗派や地域により作法が違う場合がありますので、事前に確認してみてくださいね。
お盆のお墓参りに用意するもの
お花・線香・ろうそく・お供え物
基本的なセットに加え、お供え物の下に敷く半紙・ろうそくに火をつけるためのマッチなども用意します。
掃除道具
墓石をこするタワシとタオル、周囲の草抜きのあとにかける除草剤などを用意します。
墓石はご先祖様のお顔と同じですので、雑巾を使うのは避けましょう。
綺麗な飲料水
お墓の水入れにはお掃除用のお水ではなく、ペットボトルなどで持参した綺麗な飲料水をお供えすると心がこもって気持ちが良いですね。
お墓参りの手順
お寺内のお墓の場合ご住職がいらしたら軽く挨拶をし、本堂に手を合わせてからお墓へ向かいましょう。
通常の霊園でしたら水を汲み、そのままお墓へ向かいます。
1. お墓前で軽く手を合わせてから掃除を始める
両隣のお墓の周囲も含め草むしりをし、墓石を優しく磨いたらお花を生けます。
2.お供えものを置き、火のついた線香を供える
お供え物には必ず半紙を敷き、線香やろうそくは必ず手で仰いで火を消しましょう。
3.墓石に水をかけ手を合わせる
急に墓石のてっぺんからかけず、横からゆっくりと丁寧にお水をかけ合掌します。
4.お供えものは全て持ち帰る
お墓のお供え物はカラスなどの被害にあわないよう、必ず持ち帰りましょう。
帰りには両隣のお墓にも合掌すると良いですね。
墓参りに行けない場合、期間外に行っても大丈夫?
お墓参りとは、わたしたち子孫がご先祖様たちに日頃の出来事を報告し、感謝するとともに故人を偲びその冥福を祈る場です。
遠方に住んでいて帰省できない、仕事や家庭の事情で休みが取れないなどの理由でお墓参りができなくても、ご先祖様は怒ったりしません。
お盆に行くことが無理でしたら、次の休みやお彼岸などにぜひお墓に足を運び、その旨を伝えると良いでしょう。
まとめ
お盆に限らずお墓参りは、家族の元気な顔を見せる・子供の成長や人生の節目の報告をするなど、ご先祖様たちへの感謝とともに家族の幸せを祈る場です。
あまり固く考えず、生前と同じように故人に会いに行くという風にとらえると、今までのお墓参りとはまた違った素敵な習慣になるのかも知れませんね。
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