ひまわりの種と聞くと、リスやハムスターのエサというイメージが強い人も多いのではないでしょうか。
しかし、ひまわりの種は栄養価がとても高いということをご存知でしたか?
日本ではあまり食べるイメージのないひまわりの種ですが、アメリカや中国では栄養価の高い食べ物として日常的に食べられています。
ではひまわりの種はどのような取り方で収穫をして、どんな食べ方があるのでしょう?
ここでは取り方や保存方法も含めて、ひまわりの種についてまとめてみましたので参考にしてくださいね。
ひまわりの種に含まれる栄養と効果
ひまわりの種には、葉酸、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛、たんぱく質など多くの栄養素が含まれています。
ほかにもミネラル、ビタミンがナッツ類に匹敵するほど多く入っているので美容にも良いですね。
さらに少し詳しく紹介しますと、リノール酸(不飽和脂肪酸)を特にたくさん含んでいるので、血中コレステロール値を下げ血行も良くなる働きも期待できます。
またビタミンの中でもE群が豊富なので老化防止となる抗酸化作用、冷えの解消、美肌効果など女性には嬉しい効能がたっぷり!
腹もちがよいのでダイエットをしている人にはおやつ代わりに食べるのもお勧めです。
ほかにもひまわりの種の外皮には、オリザノールというリラックス効果のある成分が含まれているので、種を口に含んで殻を割るだけで睡眠障害やうつ病を引き起こすセロトニン不足を予防できると期待されています。
カロリーについて
このように素晴らしい栄養と効果があるひまわりの種ですが、注意する点もあります。
ひまわりの種には脂質も多く含まれているので、100グラムで610キロカロリーほどあるため摂取量には気を付けなければいけません。
目安としては一日にスプーン一杯程度。
それだけで十分に栄養を得ることが出来るので、健康食品として優れていても、食べすぎは逆効果となってしまいますので注意してくださいね。
ひまわりの種の取り方について
ひまわりは花が咲き終わると種を付けて、外側から中心に向かって少しずつ黒くなっていきます。
その期間は約1か月ですので、目安としては10~11月ごろが収穫時期といえます。
取り方
まずは花がすっかり枯れて花首が折れ、下を向いてしまったものを選んで種を触ってみてください。
そのとき種がポロポロと剥がれ落ちれば十分に乾燥している証拠です。
手で剥がし取る場合は、まずは花首を切り落としてから種にくっついている花びらを取り除き、割って揉みほぐすようにすれば簡単に種が取れます。
量が多い場合や取りにくい時は、焼肉用の網などを使って前後左右に擦ると簡単に種が落ちますので試してみてください。
種が取りにくい場合
鳥や虫に食べられてしまうのを避けるために早めに花首を切っておいたものや、乾燥が進んでいないものは種が取れにくいです。
その場合は、風通しの良い日陰で十分乾燥させてから収穫するようにしましょう。
収穫した種は新聞紙やビニールシートに広げて2~3日ほど天日干しし、さらに乾燥させれば食べられるようになります。
ひまわりの種の食べ方と保存方法
ひまわりの種の食べ方
種の殻を歯で割ってから手で向いて食べるのが一般的です。殻は食べられないので捨てましょう。
生食も問題ありませんが、中の実をフライパンで炒めてから塩で味付けすればナッツのような食感が楽しめますからお子さんのおやつにもおススメです。
その他にもパンや焼き菓子に入れたり、サラダなどのトッピング、シリアルやヨーグルトに入れたりしても相性がよく美味しいです。
味にくせがあまりないので様々な使い方が楽しめます。ぜひいろんな料理で試してみてくださいね。
ひまわりの種の保存方法
しっかり乾燥させた種を密閉容器に入れて保存します。
常温でも比較的長い間保存することができますが、心配な方は冷蔵庫に入れておくと1年間は保存可能です。
まとめ
ひまわりの種について紹介しましたがいかがでしたか?
ひまわりは夏の太陽をたっぷり浴びて咲いていたので、枯れてしまった後のひまわりの種にはビタミンや食物繊維などの栄養が豊富に詰まっています。
これを食べないのはもったいないです!
夏は太陽に向かって咲くひまわりの姿に元気をもらい、秋には栄養たっぷりの種からパワーをあなたもぜひもらってくださいね。
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