日焼け止めのSPFの意味は?日焼け止め効果時間とクリームの選び方

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春から秋、外で過ごしたくなる季節は日射しも強く、紫外線量が気になりますね。

紫外線が肌に悪いことは何となく理解しているつもり…でも、何がどういけないのか?そもそも紫外線の種類って?日焼け止めのSPF・PAってどんな意味?

そんな様々な疑問や、日焼け止めクリームの選び方までお答えします。

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目次

SPFとは?

太陽と雲

SPFとは、Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)の略で、日本語では「紫外線防御効果」といいます。

肌が赤く炎症する原因となる紫外線B波(UVB)を防ぐ「防御力」を意味します。

日射しを浴びるとすぐに赤くなってしまう人や、そうでない人など日焼けにも個人差がありますよね。

一般的には日射しを浴びて日焼けする(赤い斑点ができ、炎症を起こした状態)まで15分~25分かかるといわれており、SPF20だと炎症を起こすまでの時間を20倍遅らせることができるということです。

SPFはUVBを防ぐ一律の時間ではなく、同じSPF20の日焼け止めクリームを塗ったとしても防ぐ時間には個人差があります。

・紫外線を15分浴びて日焼けする人
15分×20=300分(約5時間)UVBを防ぐことができる
・紫外線を25分浴びて日焼けする人
25分×20=500分(約8時間)UVBを防ぐことができる。

紫外線B波(UVB)って何?

赤く炎症を起こしたり、ひどい場合には火傷のように水膨れを起こしたりする原因になる紫外線のことで、肌表面の細胞を傷つけ、過剰なメラニン色素を作るので皮膚ガンやシミ・そばかすの原因となります。

PAとは?

紫外線

PAとは、Protection Grade of UVA(プロテクション・グレード・オブ・UVA)の略で、PA+という表記で全部で4段階あり、しわの原因となる紫外線A波(UVA)を防ぐ度合いを意味します。

・PA+    → UVA防御効果がある
・PA++   → UVA防御効果がかなりある
・PA+++  → UVA防御効果が非常にある
・PA++++ → UVA防御効果が極めて高い

紫外線A波(UVA)って何?

肌の奥深くにある真皮にまで到達し、細胞を傷つけコラーゲンを破壊することでシワ・たるみの原因となります。

UVBに比べ、目に見える急激な変化は起こさないので肌への影響が少ないように思われがちですが、ジワジワとゆっくりダメージを与えていき、雲や窓ガラスも突き抜けますので曇りの日や屋内でも肌老化に影響を与えます。

日焼け止めクリームの肌への負担は?

足にかかれた太陽

紫外線が肌に悪影響を与えること、SPFやPAがそれらを防いでくれることはお分かりになったことでしょう。

それでは、SPFやPAの数値は高いものを常に使用していれば安心でしょうか?

日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」が配合されており、数値が高いほど敏感肌・乾燥肌・ニキビなどの肌トラブルを招き、肌への負担が高いといえます。

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」についてはこちらの記事

こまめな塗り直しを

数値が高い日焼け止めを塗って長時間安心してしまいがちですが、汗で流れ落ちたり、酸化した日焼け止めが肌内部に浸透し、余計に肌に悪影響を与えることになります。

シミやシワを防ぐために日焼け止めを使用していても、使い方を間違えると余計にシミ・シワを増やすことになってしまいます。

肌への負担も考えるとSPFやPAの数値を低いものをこまめに塗り直すということが大切です。

シーン別日焼け止めクリームの選び方

クリームと手

・日常生活(通勤や買い物) SPF8~20  PA+  ~++
・長時間の外出       SPF15~28  PA++ ~+++
・炎天下のスポーツや海水浴 SPF30~   PA+++~

SPFの数値は最大50で、それ以上は50+と表記してありますがSPF30以上になると効果があまり変わらないといわれており、肌への負担だけが増えます。

海水浴や山などでこまめに塗り直せない場合でもSPF30のものを選び、汗をかいたらUVフェイスパウダーでおさえるだけでも違います。

やみくもに数値が高いものを塗って長時間放置するのではなく、肌にやさしいものを選び、2~3時間おきに塗り直すことが重要です。

購入する際の日焼け止めクリーム選び方

・石鹸ですぐに落とせるものであること
・石油系鉱物油不使用、無着色、無香料であること
・SPF15以内のもの

肌への負担を考えると、なるべく「敏感肌用」と記載のあるものを使用し、ボディにも「フェイス用」を使用することをおすすめします。

日焼け止めの塗り方

・塗る前に保湿をすること
・ムラなく塗ること
・薄くのばしすぎないこと
・ゴシゴシこすらないこと

日焼け止めを落とす際には、専用のオフ剤を使用し皮膚が薄い瞼などはこすらず優しく落とします。

色素沈着・肌荒れの原因になりますので、顔だけではなくからだも専用のオフ剤を使用するか泡立てた石鹸で優しく落としましょう。

顔に日焼け止めを塗る場合は、日焼け止め→化粧下地→ファンデーションの順で塗ると効果が期待できますし、さらにフェイスパウダーでおさえるとUV効果がアップします。

最後に

日焼け止めクリームのさまざまな意味や選び方について、お分かりいただけましたか?

紫外線量が最も多いのは5月~9月といわれていますが、肌のことを考えると一年中予防しておきたいものです。

生活シーンに合わせた日焼け止めクリームを選び、毎日のケアをすることで肌荒れやシワ、たるみなどを防ぐことができます。

しかし、神経質になりすぎるのは逆にストレスとなりますので日焼け止めだけに頼らず、日傘などのアイテムも効果的に使用することで、日常生活や屋外での活動をストレスなく楽しみたいものです。

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