はやり目とは、アデノウイルスという非常に感染力が高いウイルスが原因で発症する目の病気です。
初期症状がなく、ながい潜伏期間を経てようやく症状がでてきます。
子どもに多い病気をされていましたが、近年では大人にも多くみられるようになりました。
症状がでていない潜伏期間中にも、ほかの人にうつしてしまいますので、目に違和感を感じたら早めに病院にいき二次感染を予防しましょう。
今回は、はやり目の症状や潜伏期間のほかに、予防法についてもまとめましたのでぜひ参考にしてください。
はやり目の症状・潜伏期間
はやり目の症状
はやり目とは、流行することのある伝染性の角結膜炎で「流行性角結膜炎」と呼ばれます。
はやり目の症状は、目が赤い、目が痛い、目の中がゴロゴロする、まぶたの腫れがあります。
目やにが増え、症状が強いときは起床時には目やにで目が開きません。
片方の目が感染後、数日あとにもう片方の目に感染します。両目の罹患率は70~80%です。
まれに耳の前のリンパ節が圧痛を伴い、腫れることがあります。
症状は2~3週間続きます。
結膜炎の症状が治まったころに、角膜に小さな点状のくもりができ視力低下、目の表面に傷がつくと視力障害の原因になります。
早めに眼科を受診しましょう。
はやり目の潜伏期間
はやり目は感染してすぐに症状がでてくるものではなく、1週間ほどは症状が出ないことも多い病気です。
目に軽度の違和感を感じはじめ、だんだんと目ヤニが多くなったり充血したりと症状があらわれ始めます。
潜伏期間は、1~2週間です。
はやり目の予防方法
はやり目(流行性角結膜炎)の予防方法は、手洗い、タオルや洗面器など感染者の触れたものは使わない・触らない、貸借りをしないことです。
感染者の触れたドアノブ、電話、机など除菌シートで拭きます。
目の症状が快復してからも伝染力は残っている場合がありますので注意してください。
アデノウイルスは腸でも増殖しますので、約1ヶ月は便に排泄されることがあります。
この場合、伝染力は弱いので手洗いなどの一般的な予防を行います。
しかし医師から感染のおそれがなくなったと判断されるまでは、登校・登園は控えます。
アデノウイルスはプールの水を介して伝染することもあるため、学校などではやり目の流行が起こった際は、プールの一時的な閉鎖を必要とすることもあります。
はやり目になった時仕事は?
はやり目になった時、学校の場合は学校保健安全法に基づきお休みをすることになります。
では、社会人の場合は会社もお休みする必要があるのでしょうか?
感染力が高いため、完治するまでは出来るだけお休みすることが望ましいですが、学生のように法律で定められているわけではありません。
医師・職場の上司に相談し判断を仰ぎましょう。
もし、お休みができない場合には下記点に注意し、二次感染をおこさないよう注意しておきましょう。
・手洗いを徹底する。
・絶対に手で目に触れない。
・ドアノブ、電話、机など触れた場所は除菌シートでふく。
まとめ
はやり目は、感染力の強いやっかいな病気です。
熱もないし頭痛がするわけでもないから気にしなくても大丈夫だろう、と放置していては周りにウイルスをまき散らすことになり大変なことになってしまいますよ。
視力低下やぼやけなどの後遺症がでることもある病気です。
しっかりと予防をし、違和感を感じたら早めに病院へいきましょう。
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