はやり目は感染力がつよく、夏の時期に感染者が多くなる病気です。
感染の原因をよく知って、自分自身がかからないようしっかり予防をすることが大切です。
はやり目は、目の充血や腫れ・目ヤニの増加といった症状が特徴ですが、治療方法はどうすれば良いのでしょう?
また、目の病気=眼帯というイメージを持っているかたも多いですが、はやり目に眼帯の必要はあるのでしょうか?
今回は、はやり目の感染原因・治療方法についてまとめました。
出典:http://by-s.me/article/175204581645802139
はやり目の原因と感染経路
はやり目の原因、病原体は主にアデノウイルス8型ですが、19型や37型の場合もあります。
感染力が強く、学校伝染病にも指定されています。
感染の仕方は、手指、タオル、プールの水などを介して接触感染をします。
感染者が入った後のお風呂もうつる可能性があります。感染者は最後に入浴する、またはシャワーのみで済ませるなど家庭内での注意が必要です。
はやり目は小児から免疫力の低い高齢者まで感染しやすい病気です。
高齢者が感染者の場合、年寄りだけでは不安だと子供たちの家に避難してくるのはかえって感染を拡げる原因になります。
また、高齢者は階段など手すりを利用することが多く接触感染します。
さらに、病院の医師や看護師による院内感染も大流行のおそれがあり大変危険な病気です。
はやり目の治療方法
はやり目の原因はアデノウイルスですが残念ながらアデノウイルスに有効な点眼剤(目薬)ありません。
そのため眼科医による対症療法になります。
充血・炎症を抑えるため、症状を軽くするためにステロイド点眼剤(目薬)を使用します。
また他の細菌の感染を起こさないための抗菌点眼剤(目薬)を補助的に使用します。
休養をとり抵抗力をつけ、ほかの感染を起こさないように気をつけます。
涙や目やには清浄綿で拭き取りますが、非常に感染力が強いため、目を触った場合は手洗いを必ずします。
目が痛く感じる際は冷すと良いですが、使ったタオルや保冷剤などは家族が触らないように気をつけます。
学校保健法では、学校において予防すべき伝染病に指定されていますので医師によって治癒されたとされるまで学校は休むことになります。
眼帯は必要?
はやり目にかかわらず、目の病気治療と言えば眼帯を連想させます。
ですが、はやり目の場合眼帯は必要ありません。
眼帯をすることにより、雑菌が増え逆に悪化してしまう恐れもあるためです。
また、眼帯をつけることにより、片目だけに負担がかかり視力低下や、遠近感が取れず転倒などの予期せぬ怪我を招いてしまう恐れもあります。
まとめ
はやり目の感染原因であるアデノウイルスには、特効薬がないことがわかりました。
治療方法は、ほかの人にうつさないようにしながらゆっくりと療養することです。
目の以外に身体の不調がないので、お休みするのもつらいと感じてしまう方もいるかもしれませんが、好きな音楽を聴いたり、ゆっくり睡眠をとって心もリフレッシュさせてあげましょう。
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