京都御所は京都市上京区に位置する皇族関係の施設で、1869年まで歴代天皇の住居としての役割を担っていました。
天皇が東京へ移ってからも施設はそのまま残され、観光や花見の名所としても有名です。
春と秋には一般公開が行われ、その期間中だけは申し込み不要で施設内への立ち入りが可能になります。
今回はそんな京都御所の一般公開春の情報についてご紹介致します。
京都御所の一般公開2017年春の一般公開は?
京都御所は2016年7月26日より通年で一般公開をしています。
ただし、月曜日(祝日の場合は翌日)・12月28日~1月4日・行事開催日は一般公開されませんのでご注意ください。
公開時間は、9時~17時(最終入場16時20分)となります。
京都御所の見どころは?
一口に京都御所といっても敷地面積はとても広く、施設の数も膨大です。ここでは、その中でも有名で人気のあるものについてご紹介致します。
御車寄
御車寄は、昇殿を許されたものが参内する際の玄関です。
昇殿とは、偉い人との面会のようなものです。昇殿を許された人のことを殿上人といいます。
新御車寄
新御車寄とは、1915年に天皇皇后の使用する玄関として作られたものです。
紫宸殿
紫宸殿は、御所のメインの建物であるといってよいでしょう。
即位の礼はここで行われていました。
御涼所
御涼所は天皇の夏季の納涼のための場所です。
奥にはお茶室もあるようです。
春興殿
大正天皇の即位のときに建設された建物です。
即位の礼では、ここに三種の神器を奉安しセレモニーを行ったとされています。
蹴鞠の庭
当時の皇族たちは蹴鞠を楽しんだ庭です。
御学問所
講演会や和歌の会に使われた建物です。
内部には絵が描かれており、一見の価値ありです。
この他にも京都御所には魅力的な建物や庭園が様々あります。
効率的かつ内容の濃い観光を行うためにも、足を運ぶ前に各施設を事前に調べて計画をたてておくことをオススメします。
京都御所周辺のオススメスポットは?
京都は京都御所の他にも歴史的遺産が山ほどあります。ここでは、京都御所に近い場所にあるオススメスポットについてご紹介します。
金閣寺
京都御所から西方向へバスで20分ほど移動すると到着します。
銀閣寺
京都御所から東方向へバスで20分ほど移動すると到着します。
金閣寺とは逆方向です。
平野神社
金閣寺の僅か南に位置する神社です。
桜の名所としても知られており、御所で一般公開が行われている4月上旬だとこちらで桜も楽しむことができるのではないでしょうか。
鴨川
京都御所から東へ10分程歩くと鴨川に着きます。
鴨川は常に京都の歴史と隣合わせの存在でした。川沿いに座ってぼーっとするだけでも京都の息吹を感じることができます。
京都御所周辺は魅力的な観光スポットがたくさんありますが、なにしろ京都御所事体がとても広く色々周るには長い時間を要しますので、周辺スポットも周りたいという場合には日帰りではなく1泊されたほうが時間に余裕を持てることでしょう。
京都御所の場所と行き方は?
京都御所は京都市の真ん中に位置し、京都駅からは北へまっすぐ進むだけで到着できます。
交通手段としては、地下鉄・バス・自転車の選択肢があります。
地下鉄の場合は約15分、バスの場合は約30分、自転車の場合は約40分を見積もっておいたほうが良いでしょう。
4月上旬の京都は大変混み合い、特にバスはほぼ満員間違いなしの状態になりますので、地下鉄もしくは自転車での移動をオススメします。
最後に
京都御所は春と秋では別の顔を見ることが出来ますので、ぜひこの機会に拝観してみてください。
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