これからの季節、悩まされるのが蚊による虫さされです。
刺された時に冷やす?温める?シーン別効果的な対処法をわかりやすくご紹介します。
まぶたを刺された時の治し方なども参考にしてみてくださいね。
蚊はどんなところにいる?
蚊の種類と特徴
蚊には大きく分類するとイエカとシマカの2種類があり、それぞれ活動形態に違いがあります。
イエカ
主に屋内で活発に活動する種類で、暑さに弱く夜行性です。
布団に入ったあと部屋の中を飛び回るブーンという音とかゆみで目がさめる、といった場合のほとんどがこのイエ蚊の仕業といえます。
シマカ
一般的にヤブ蚊と呼ばれる種類で、主に日中の屋外で活発に活動します。
最近ではデング熱などの伝染病を媒介する種類としても有名で、公園や墓地・藪などの湿気が多いスポットを好みます。
生息地と活動時期
イエカ
暑さを嫌うイエカは夕方から夜にかけての涼しい時間帯に活動します。
家の軒先の水たまりやビル・マンションの浄化槽などで発生するイエカは、成虫のまま冬を越せるほど寒さに強く、夏以外の季節でも活動しています。
シマカ
暑さに強く日中の活動を得意とするシマカは、ジメジメとした水場を好みます。
雨水や植木鉢にたまったごく少量の水などでも発生し、お昼から夕方にかけて雑木林や公園などで活発に活動します。
蚊に刺されたらどんな症状がでるか
蚊は人から血を吸うと同時に、刺されたことを感じさせない麻酔成分と血をサラサラに保つ成分を含んだ唾液を注入します。
この唾液により人はアレルギー反応を起こし、かゆみや腫れなどの皮膚炎を引き起こします。
刺された直後から15分以内に出る症状で、ポツッと赤く腫れてかゆみが出てきます。
刺された日の翌日以降に同じく腫れとかゆみが出てきますが、しつこくその症状が続くのが特徴です。
上記以外にも蚊によって媒介された感染症などにかかる恐れもありますので、ひどい場合には必ず病院に行くことをおすすめします。
蚊に刺された時の対処法と冷やす温めるどちらが良い?
刺されてすぐの症状は温める
刺された直後、患部に熱を加えることで蚊の唾液に含まれるタンパク質が変化し、その毒性を失うといった効果が期待できます。
40度から60度ほどのホットタオルや、お湯を入れたコップ・また市販のお灸などを患部に当てることでかゆみがすうっと引いていきます。
塗り薬は抗ヒスタミン剤を含む軟膏などを選びましょう。
刺された翌日以降の症状は冷やす
氷水でしぼったタオルやアイスノンなどを使い冷やすことで、患部の炎症を抑えかゆみや腫れを落ち着かせます。
こちらは遅延型アレルギーに効果的ですので、しつこいかゆみ・腫れなどにおすすめです。
塗り薬はステロイド剤配合のものを選びましょう。
まぶた(目)を刺されたらどうしたら良いか
皮膚の薄いまぶたを刺されると、かゆみだけでなく目も見えないほど大きく腫れて非常にやっかいですよね。
ここではまぶたを刺された時の対処法をご紹介します。
絶対かかずに冷やす
皮膚が薄い目のまわりは、かけばかくほど赤く腫れあがりますので、絶対にさわらないことを心がけましょう。
冷やすことでかゆみと腫れが落ち着き、炎症も治まります。
かゆみ止めパッチ
患部に直接張ることの出来るシールタイプのパッチで、子ども用のものが大きさもちょうど良いですし刺激も少なくおすすめです。
おすすめの塗り薬
ステロイド剤配合の軟膏は炎症を抑え、まぶたの腫れを落ち着かせてくれます。
かゆみを抑える成分の特徴である清涼剤配合の抗ヒスタミン剤軟膏は、まぶたに使用すると目に染みることがありますのでご注意ください。
まとめ
タイプによって症状が違う虫刺され、よく効く対処法もそれぞれなんですね、
わたしたちの夏の生活からは切り離せない蚊の被害、刺されたときの参考にしてみてください。
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