春が終わりに近づき、季節が変わってきたなと感じる時期には、TVCMや広告で新茶の宣伝を多くみるようになります。
新茶は味だけではなく、色・香りもとても良いものですが、今年は正しい淹れ方を知ってもっとおいしく楽しんでみませんか?
今回は新茶の時期・季節や正しい淹れ方・保存方法についてまとめました!
出典http://www.alicey.jp/article/12905
新茶の季節と時期はいつ
新茶がおいしい季節、といいます。では新茶の季節とは、いつ頃の時期のことをいうのでしょうか。
「夏も近づく 八十八夜」と歌った「茶摘み」という唱歌をお聞きになったことはありませんか?
八十八夜というのは、立春(2月4日頃)から数えて88日目のことで、5月1日から2日にあたります。
この時期がお茶の収穫の最盛期です。
収穫された茶葉は、8月初旬頃まで販売されますので初夏から盛夏の季節にかけて新茶の購入が可能です。
実は、新茶の収穫は八十八夜前後だけでなくその後も行われています。
6月中旬から7月初旬の時期は二番茶、7月下旬から8月初旬の時期は三番茶、9月下旬から10月初旬の時期は四番茶というように、長い季節にわたりお茶を収穫することができるのです。
しかし、冬の間に旨味成分を蓄えた新芽である4月下旬から5月中旬の時期に摘まれる一番茶が、特に香りがよく、一般的にはこれを新茶と呼んでいます。
新茶の正しい淹れ方
新茶は摘みたてということもあり、苦みや渋みがなくさわやかな味で薄い緑色をしているのが特徴です。
新茶の正しい淹れ方としてはまず、急須に新茶を入れます。茶さじより少し多めに入れると良いでしょう。
次に湯呑にお湯を入れそのお湯を急須に注ぎます。
これはお湯の温度が高いとお茶の渋みが出てしまうからです。70度が一番甘味の出る温度ですので、熱いまま入れないように気を付けます。
なお、だいたい40秒ほどすると茶葉が蒸されて開いてくるので味がきちんと出ます。
つぐ前には急須を2回ほど回すとうまみが出てきます。
つぎ方としては均等につぐことが大事です。最後の一滴がなくなるまでつぐようにし、急須に残らないように気を付けます。
正しい淹れ方をすることで、よりおいしくお茶を楽しむことが出来ますのでぜひ試してみてくださいね。
新茶の保存方法
新茶に限らず、お茶は湿気や温度に弱いものですので保存方法には注意が必要です。
お茶は袋ごと茶缶に詰めて冷暗所で保存することで、おいしく飲める状態を長く保つことができます。
この時、袋のくちは輪ゴムやキッチンクリップなどでしっかりとめて空気に触れないよう気を付けましょう。
・高温多湿をさける。
・空気に触れないよう小さめの袋・茶缶につめる。
・茶缶以外に詰める場合は、変色を防ぐため遮光する容器につめる。
・保存の目安は2週間~1ヵ月。
冷蔵庫で保存する場合
冷暗所ではなく、冷蔵庫で保存することでも劣化を遅らせることができます。
ただし、お茶は周りのにおいを吸収しやすいため、袋ごと詰めた茶缶をジップロックのようなしっかり密閉できる袋にいれて保存しましょう。
お茶を淹れるときには、事前に冷蔵庫から出して常温に戻してから淹れるようにしてください。
冷蔵庫から取り出したお茶は冷えていますので、外気に触れると温度差による湿気でお茶のおいしさが半減してしまうためです。
まとめ
旬の新茶をよりおいしく飲むためには、淹れ方・保存方法にコツがあるんですね。
お茶はカテキンが豊富で利尿作用もあり、身体に良いことで有名です。
普段は清涼飲料水やコーヒーを飲むかたも、今年は新茶を楽しんでみませんか?
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