4~5年に一度、大流行するといわれているりんご病。今年はその「流行」の年になりそうだという報道が出ていますね。
りんご病とはどんな病気なのでしょうか?知っておくと役に立つ、りんご病の基礎知識についてまとめてみました。
出典http://allabout.co.jp/gm/gc/302544/
リンゴ病は再発する病気なの?
ひとことで言うと、りんご病は再発しません。一度かかると、生涯免疫ができる病気と言われています。
ところが、時々「りんご病が再発した」という話を聞くことがありますね。
これは、厳密にいうと再発したわけではありません。実はりんご病の症状は3~4週間続くことがあるのです。
この間、ずっとりんご病の症状が出ているわけではありません。良くなったり悪くなったりを繰り返すことがあるため、一度治ったのにまた再発した、という誤解を招くことがあるのです。
でも、先ほども申しあげたとおり、りんご病は一度かかったら二度とかかることはありませんのでご安心を。
リンゴ病にかかったら感染期間はどのくらい?
りんご病の場合、熱はほとんど出ません。
出ても高くて38度までですが、高くても比較的元気なのが特徴です。
りんご病は、発疹が出る5~7日前に熱やせき、鼻水などの風症状が現れます。そのため、最初は軽い風邪症状と間違えることがあります。
その後、頬に赤い症状が現れます。頬がりんごのように赤くなり、発疹がぽつぽつと出ます。1~2日たつと、発疹同士がくっつきレース状になります。
発疹はかゆみや痛みを伴うことが多く、腕やもも、おしり、おなかなどに徐々に広がっていきます。
また、直射日光や気温の低い時、入浴時に体を温めたときなどに色が鮮やかになり、かゆみや痛みがひどくなることが多いようです。
発疹が出てから約2週間で完治しますが、大人の場合は子どもに比べて重症化しやすく、倦怠感や痛み、かゆみ、関節痛、頭痛などの症状が現れ、1ヶ月ほど症状に悩まされます。
りんご病が他人にうつる可能性のある期間
りんご病の潜伏期間は10~15日程度、長くても20日程度です。この比較的長い潜伏期間のあとに、先ほどお話した風邪症状が現れます。
やっかいなことに、この風邪症状の時が一番感染力が強いといわれています。大した風邪ではない、と思い込んで人混みなどに出かけ、飛沫感染で広がっていき、流行につながってしまいます。
りんご病は、特有の赤い発疹が出始めた後は感染力はかなり弱まるため、出席停止になることはありません。
また、発疹があっても元気であれば登校・登園停止にする必要もありません。
りんご病に効く薬はなく、かゆみ止めや痛み止めなど、対処療法をして自然治癒するのを待ちましょう。
まとめ
りんご病は感染力が弱いわけではありませんが、手洗いとうがいで予防することができます。
大人はかなりつらい症状に悩まされますので、どんなときにも子どもと一緒に手洗いとうがいを忘れないようにすると感染を防ぐことができるでしょう。
万が一、かかってしまった場合でも大げさに対処せず、大事を取ってゆっくり休んでくださいね。
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