らっきょうを食べ過ぎて具合が悪くなったという経験はありませんか?また、カレーのトッピングにもよくらっきょうがついてきますが、その理由はなんなのでしょうか?
今回は、そんな不思議の多いらっきょうについてご紹介します。
出典http://www.tottori-inaba.jp/new-events/2012/05/post-203.html
らっきょうの食べ過ぎがよくないってホント?
らっきょうを食べすぎるのは体に良くないという話をきいたことはありませんか?らっきょうを多くたべると胃もたれするという方も多いようです。
そういった症状が起こる理由は、らっきょうには硫化アリルという成分が含まれているからです。
硫化アリルには胃粘膜を刺激する働きがあり、らっきょうを食べ過ぎることによって胃粘膜が傷ついてしまいます。
1日に食べるらっきょうの目安は4粒なので、食べ過ぎにはご注意ください。
らっきょうの効能は?
らっきょうは胃粘膜を傷つける食べ物というイメージを持たれたかもしれませんが、量を守れば体にとても良い働きをします
そもそもらっきょうは、薬用植物として中国から輸入されたものであり漢方にも使われているようです。となれば、栄養や効能もバツグンのはずですね。
そんならっきょうの効能の正体は、先ほど胃もたれの原因としてご紹介した硫化アリルです。
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を通常の7倍に高めるので、血液をサラサラにする効能があり、抗癌作用やアレルギー抑制作用として効果があります。
また食物繊維も豊富に含まれていますので便秘にも効果があります。食べ過ぎなければとても体に良い食品なのですね。
らっきょうはダイエットにも効果的?
血液をサラサラにしてくれるらっきょうですが、ダイエットにも効果があることを知っていますか?
らっきょうに含まれているラッキョウフルクタンという成分は腸内の善玉菌を増やし、カルシウムの吸収を促進させます。
先ほどご紹介したように、らっきょうは食物繊維も豊富に含まれているので便秘解消にとても効果があることからダイエットにも有効であるといえます。
カレーにらっきょうがついている理由は?
レストランやお弁当屋さんなど、外でカレーを食べようとするとカレーと一緒にらっきょうも付いてくるということがよくあります。
カレーとらっきょうの関係性とは何なのでしょうか?
実は、カレーにらっきょうが付く具体的な理由は明かされていません。
1説によれば、帝国ホテルが列車食堂でカレーにらっきょうを付けたのが始まりといわれています。
他にも、本場インドでカレーに付けられるアーチャルという漬物の代わりにらっきょうを使い出したという説もあります。
特に食べ合わせに意味があるといったことではないようですね。
らっきょうと福神漬けは違う?
らっきょうと同じくカレーのトッピングとして付けられている福神漬けですが、らっきょうとはまた別の食べ物なのでしょうか?
福神漬けは、大根・茄子・レンコン・生姜などの野菜を細かく刻み、みりん醤油に漬け込んだ漬物です。
らっきょうの素材はネギの鱗茎ですので、福神漬けとはまったく違う食べ物なのですね。
お互いにカレーのトッピングになっているのも、単なる好みの違いであり特別な理由はないようです。
まとめ
らっきょうはとても栄養があり、体にとても良い食べ物です。
しかし、食べ過ぎると胃粘膜を傷つけ胃もたれの原因となってしまうので量にはご注意ください。
また、カレーを食べた口をさっぱりさせるためにも、らっきょうは打ってつけですね。
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