夏も近づく八十八夜~、この歌を聞いたことがある人も多いでしょう。
そもそも何の歌なのか、どんな意味があるのか答えられる人はあまり多くないかもしれません。
また、夏も近づく八十八夜~、のあとの歌詞や手遊びのやり方があることをご存知でしょうか?
この歌は曲名「茶摘み」と言い、明治45年からある童謡です。
今回は「茶摘み」の意味と手遊びのやり方、歌詞についてまとめました!
出典http://www.yume-kanae.com/archives/3404/
夏も近づく八十八夜の意味とは?
昔から茶摘みをする際には、「夏も近づく八十八夜」とうたわれますが、茶摘みの最盛期である八十八夜に摘まれたお茶は新茶でまさに香りがよく、テアニンも豊富に含まれています。
八十八夜のお茶を飲むと長生きすると言われるほど、縁起の良いお茶です。
縁起を担ぐことに加えて気候条件からもこの時期のお茶は極上とされているのです。
八十八夜の意味は、二十四節気以外の季節の変化の目安とする特定の日の総称である雑節の一つです。
節分・土用・彼岸などもこの雑節にあたります。
八十八夜は立春から数えて八十八日目にあたる日で、春から夏に変わる節目の日、夏の準備を始める縁起のいい日とされてきました。
そして、この頃から霜がなく安定した日が続き農作業井適した日を迎えます。
夏も近づく八十八夜 茶摘み手遊びのやり方
夏も近づく八十八夜から始まる茶摘み手遊びは、八十八夜の頃にはお茶の若葉が茂っているため、それをたすき掛けをしたという内容の歌です。
しかし地域によって茶摘みの時期が違うので、茶摘みによってできた傷口を止血しているという見方もあります。
茶摘み手遊びのやり方
出典youtube
茶摘み手遊びのやり方は、向い合せになって、「せっせっせのよいよいよい」と手を握り合って軽く振ってから歌を歌います。
夏も近づくの歌詞の前に自分の両手を1回叩き、夏の「な」で相手と自分の右手を、続く「つ」で自分の両手を叩きます。
この動作を繰り返して、八十八夜の後に2拍子分止まるので、相手と自分の両手をトントンと叩きます。
後は続きの歌を歌いながら一連の流れを繰り返します。
茶摘みの歌詞
1.夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
「あれに見えるは茶摘みぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠」2.日和(ひより)つづきの今日このごろを
心のどかに摘みつつ歌ふ
「摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ」引用:Wikipedia
コメント