浴衣の季節がやってきました。
浴衣の柄や種類は多くあるので、毎年どの浴衣にしようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
最近ではマジックテープ型などの帯も発売され、いつでも手軽に浴衣ファッションを楽しめるようになりましたね。
ここでは、基本に立ち返って、それぞれの浴衣の色や柄の意味について考えてみたいと思います。
今年の浴衣選びがますます楽しくなるよう、少しお勉強してみませんか。
出典http://www.soubien.jp/item/20095.html
浴衣の柄の種類の違い
浴衣の柄を選ぶときに大切なのは、どの柄が自分に合うか、どの柄を着たいかということではないでしょうか。
柄は主に2種類に分けられます。古典柄とモダン柄です。
古典柄
古典柄は、伝統の染付方法が用いられたり、文様が織り込まれていたりしているものです。
柄も定番のものが多いため、流行に左右されることがなく、落ち着いた清楚なイメージを与えます。
モダン柄
一方、モダン柄は流行の色彩を使用し、ハートやヒョウ柄などのデザインや時にはキャラクターを織り込んだりしているものです。
個性的な印象を与えるものが多く、古典柄に比べると流行に左右されやすいため、去年着たものが今年は着られない、ということもあります。
個性を出したいと思っている方にはこちらの柄が良いでしょう。
どちらの柄がいいということはありません。それぞれの特徴や良さを確認して、自分が気に入ったものを選ぶといいですね。
代表的な花柄模様の意味
古典柄によく用いられる花柄模様には、それぞれ意味が込められていることをご存知でしたか?
牡丹
「立てばシャクヤク座ればボタン歩く姿はユリの花」と言われるように、これらの花は昔から美しく凛とした女性の象徴とされてきました。
牡丹、シャクヤク、ユリは「幸福」を表します。牡丹模様は礼装にも使われることが多く、華やかさや貴さが表現されています。
藤
大ぶりの房が垂れ下がる様子が子孫繁栄を表しています。また、末永い美しさを象徴する花でもあります。
蝶
一度サナギとなってから美しい蝶に変わるところから、長寿や、復活、不老不死を表します。
トンボ
トンボもよく浴衣に使われる柄です。前に向かって飛ぶことしかできないので、「勝ち虫」とも呼ばれ必勝という意味があります。
受験生などに贈る柄としても用いられますね。
男ウケの良い浴衣の人気色と避けるべき色
自分が気に入った、そして自分に似合う色を選ぶのが一番ですが、男性陣への好感度も気になりますよね。
男ウケが良いか悪いか、女性ならでは悩みですが10代から30代の年代別にお話ししましょう。
10代におすすめ男ウケの良い人気色
10代の女性に対してはピンクや黄色が男ウケが良いようです。
その一番の理由としては、「若々しさをアピールしてほしい」ということ。
紺などの濃い色は大人っぽすぎて、せっかくの10代の初々しさや若々しさが損なわれてしまうということのようです。
20代におすすめ男ウケの良い人気色
20代の女性に対しては、ピンクや黄色などの明るい色に加えて紺や紫もウケが良いようです。
だんだん、大人っぽさも強調できるようになる年齢になるからでしょうか。
30代におすすめ男ウケの良い人気色
30代の女性に対してはピンクや黄色などではなく、やはり紺や紫。柄も大きく派手な模様が印象が良いようです。
初々しさよりも大人の色気を表現してほしい、ということでしょう。
男ウケの良くない避けるべき色とは
では避けた方が良い色、というのがあるのでしょうか?実は、ウケが良くない色というのがあるようです。
それは白地の浴衣に紺帯、という組み合わせ。意外だと思いませんか?
でも、その理由ははっきりしています。
「白い浴衣に濃い色の帯は、温泉街を思い浮かべることが多く、なんとなくオバサンくさい印象になる」ということのようです。
確かに、旅館などに用意されている部屋着用の浴衣は、白地の浴衣に紺帯が多いかもしれませんね。
もちろんこれにこだわる必要はなく、最終的には自分に似合う色、顔映りの良い色を選ぶのが一番大切です。
まとめ
浴衣の柄や色についてお話してきましたが、一番大事なのは「自分が気に入った色や柄を選ぶこと」ではないでしょうか。
浴衣を着るのは自分自身。その浴衣を着て自分の気持ちが上がりますか?
どの柄が合うか、どの色が合うか、鏡を見ながらいろいろと試してみてください。
柄の大きさもポイントです。小さな柄がちりばめられている浴衣が似合う方もいらっしゃるし、反対に大きな柄がドンと目立つ浴衣が似合う方もいらっしゃいますよね。
ぜひ、自分に似合う柄を見つけて、夏のお出かけを楽しんでくださいね。
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