浴衣の季節が到来!と思っても、帯の結び方が分からなくて・・・と浴衣を着ることをためらっていませんか。
実は、浴衣の帯はとっても簡単に結べるんです。基本の結び方を覚えてしまえば、アレンジは無限大!
今回は、基本の帯の結び方をご紹介します。ぜひマスターして今年の浴衣ファッションに取り入れてみてくださいね。
出典http://column.kirei.woman.excite.co.jp/article/rid_E1407491893117/
浴衣の帯の結び方 代表的な種類
浴衣の帯には半幅帯といって、通常着物などで使う帯の半分の幅の帯を使用することが多いと思います。
幅が半分ということは、とっても結びやすいということ。アレンジも豊富にあって、簡単に自分で帯を結ぶことができます。
代表的な帯の結び方をご紹介しましょう。
文庫結び
すべての帯の結び方のアレンジの基本となるものです。この結び方をマスターしてしまえば、怖いものなし!
どんなアレンジにも応用がききますので、ぜひ覚えてほしい結び方です。
片花文庫結び
文庫結びの片側だけ、花のように広げる結び方です。文庫結びよりも少し華やかなイメージになります。
貝の口結び
旅館などで着る浴衣の帯などは、この結び方をすることが多いかもしれませんね。
男性でも使用することができる結び方です。
蝶結び
紐やリボンなどで結ぶ、一般的な蝶結びを帯にアレンジしたものです。
かわいらしい結び方ですが、蝶の大きさのバランスが少し難しいかもしれません。
帯の固さに慣れてから結ぶと、とってもきれいに見えますよ。
一文字結び
文庫結びの羽の部分をアレンジして小さくした結び方で、初心者にも結びやすい形です。
文庫結びに比べるとすっきりした印象になるため、小柄な方におススメします。
文庫結びの簡単な結び方
出典youtube
文庫結びは、浴衣帯の結び方の中でも基本中の基本。ぜひ、マスターして、アレンジを広げていってくださいね。
(1)手先の長さを約40~50センチになるように決めて、襟にピンチなどで留めます。
手先の方が上になるように帯を2回、体に巻きます。
(2)手先が上にくるように、帯の上の線の位置で結びます。
結んだあと、手先が上、たれ部分が下にしっかりくるようにねじりあげます。
(3)下側になったたれ先を広げて、羽の大きさを決めます。
大きすぎてもちょっとだらしなく見えてしまいます。体の幅より少し小さめが品よく見える大きさになりますよ。
(4)羽の大きさが決まったら、たれ先を内側に折り込むようにしながらびょうぶだたみをします。
(5)羽の真ん中にひだをつくります。ここで手先を使って結ぶので、しっかり位置を決めましょう。
(6)5で決めた山ひだを左手でしっかりと握り、留めてあった手先部分をおろして帯の結び目の下から一度回します。
その後、帯の中を通してしっかりと巻きつけます。
(7)手先の余った部分を帯の中にしまいこみ、形を整えます。
(8)帯の結び目と、帯の後ろ側をしっかり持って後ろへ回します。
このとき、帯は時計回りに回しましょう。逆に回すと襟がずれてしまい、せっかくきれいに着たはずの浴衣が着崩れてしまいます。
形を整えて出来上がりです。
片花文庫結びの簡単な結び方
文庫結びを少しアレンジすると、片花文庫結びになります。先ほどの文庫結びの(3)までは同じです。
(4)びょうぶだたみをする際に、一番下のびょうぶよりも二番目のびょうぶを少し短くします。
また、右側を長めに、左側を短めにびょうぶだたみをして、最後は中に折り込まずにたらします。
(5)(6)の手順は、文庫結びと同じです。
(7)形を整えますが、それぞれの羽を少しずつずらして整えましょう。
花びらのように上下に少しずらしてバランスよく整えると華やかに見えます。
たらした方の羽もしっかり形を整えて。
また、「蝶結び」にするとより華やかで若々しいリボン型の結びができますよ。
出典youtube
まとめ
最近ではすでに結び目ができていてマジックテープなどで留めるような帯も市販されていますが、自分で結ぶのはそれほど難しくありません。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえばあっという間に着こなすことができますよ。
自分流にアレンジするのも楽しそうですよね。
ぜひ、基本をマスターしていろんな帯で浴衣ファッションを楽しんでくださいね。
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