先方が喪中時の場合、さまざまなことでどうしたらマナー違反でないか、考えることが多いですよね。
中でも、お中元やお歳暮を贈ることは良いことなのか悪いことなのか、迷ったことはありませんか?
頻度が高いことではないかもしれませんが、知っておいて損はない「喪中時のお中元」についてお話していきましょう。
出典http://xn--t8ja11ama7z5bb3d7613bzpgkw7dv7l.com/manor/motyu.html
相手が喪中時にお中元を贈っても良い?
結論から申し上げると、何の問題もありません。堂々と送って大丈夫です。
喪中時に避けなければならないのは、お祝い事です。
お中元はお祝いではなく、いつもの感謝を伝えるというのが本来の趣旨ですから、贈ることを遠慮する必要はありません。
喪中時のお中元マナーは贈る時期に注意
ただし、気を付けていただきたいのは贈る時期。
もし、お中元時期が四十九日前になる場合には、避けた方が良いでしょう。
四十九日までは何かと忙しい時期ですし、悲しみもまだ癒えていない場合が多いと考えられます。
そのような時にお中元を贈ってしまうと、かえって迷惑になることになることもありますよね。
また、そのような時期にはお供えものが数多く贈られることが多いので、消費することができずに大変な思いをさせてしまうこともあります。
さらに、お中元の時期が四十九日と重なる場合は「お中元」として贈らずに、「暑中お見舞い」「残暑お見舞い」などとして贈ると良いでしょう。
また、少し保存期間の長いものを贈ると喜ばれるでしょう。
喪中時のお中元マナー のしの選び方
喪中時にお中元を贈ることは何も問題はないとお話ししましたが、その際ののしの選び方にはマナーがあります。
通常、お中元を贈る場合には紅白の水引きと呼ばれるリボン結びになっているのしを付けて贈ります。
しかし、喪中時は紅白は避けなければならない色です。
そのため、喪中時用ののしというものがあります。白い無地の奉書紙です。
上半分に、水引がある場合と同様「お中元」と書きます。
デパートなどでお中元を贈る際には、先方が喪中だと伝えると水引なしの無地の奉書紙を用意してくれます。
また、白い短冊に「お中元」と書く場合もあります。
いずれにしろ、購入先に先方が喪中である旨をはっきり伝えましょう。
喪中時のお中元マナー 送る時期の注意点
先ほども少しお話しましたが、四十九日に重なる場合には、「暑中お見舞い」あるいは「残暑お見舞い」として少し時期をずらし、白無地の奉書紙で贈りましょう。
ここで一つ気をつけるべきところは、先方が目上の場合。
「暑中お見舞い」「残暑お見舞い」ではなく「暑中お伺い」「残暑お伺い」になりますので注意が必要です。
まとめ
喪中時は、いろんな意味で気を使う時期ですよね。相手の気持ちを考えると、気を使いすぎることはありません。
繰り返しますが、お中元は感謝を伝えるもの。相手への感謝を込めて贈ることは大切です。
もし、万が一のしを間違えてしまった、喪中であることを知らなかった、などという場合でも、お電話や手紙でお詫びをするような気配りがあれば大丈夫です。
良い関係を保つためにも、固くなりすぎず、でも気持ちを込めてお中元を贈りたいですね。
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