ノミに刺されたら、どのような特徴の症状が出るのでしょう。
だんだん暑くなってくると、肌の露出が増えてくるとともに、ノミの活動も活発になるため、刺されてしまうことが増えてきますね。
特に小さなお子さんは体温が高いためノミに刺されやすく、掻きむしって跡になりやすいため、大人以上に気を付けなくてはなりません。
また、蚊などに刺された場合の症状との違いは、どんなところでしょう。
ノミに刺されると非常に強いかゆみが出るため、適切な対処が大切です。
今回は、ノミに刺されてしまった場合の症状の特徴や、跡を残さないための対処方法、有効な市販薬をご紹介したいと思います。
ノミはどんなところにいる?
ノミの多くは犬や猫に生息しています。
ノミは犬や猫に寄生して卵を産み、成虫になると吸血をするようになります。
また、犬や猫の体からすべり落ちたノミが家の中でも繁殖し、カーペットや畳、ベッドなどでも生息するようになります。
カーペットなどには、ノミのエサとなる埃や垢、フケなどが多くあり、適度に隠れることもできるため、格好の住処となってしまいます。
基本的に気温が低く乾燥する冬場は、ノミの繁殖能力はおちます。
しかし、最近の家は戸建てでもマンションでも、高気密高断熱の家が多く、1年中快適な室内環境が保たれていますね。
そのためノミにとっては、1年中繁殖しやすい環境となってしまっています。
ノミに刺された時の症状と特徴は?
ノミに刺された時の症状で、もっとも大きな特徴は非常に強いかゆみです。
人によっては数か月続く場合もあるようです。
これは、ノミの唾液に含まれる化学物質によるものです。
ノミの口には2つのチューブがあり、1つは吸血のため、もう1つは刺した傷口から唾液を流し込むためのものです。
このノミの唾液に含まれる化学物質が、アレルギー反応を起こし非常に強いかゆみの原因となります。
ノミに刺された場合の特徴を下記にまとめました。
ノミは生息場所から飛んできて刺すため、ほとんどが膝下に集中します。
ノミは1か所を吸血した後、皮膚の上を歩いて移動するため、刺された斑点が近くに密集したり、1列に並んだりすることが特徴です。
蚊に刺された時と違い市販薬がほとんど効かず、かゆみが数か月続く場合もあります。
ノミに刺された場合の対処方法
ノミに刺されると非常に強いかゆみを伴うため、掻きむしってしまい、跡になってしまうことがあります。
ノミに刺されてしまった場合、どのような点に気を付け、対処すれば良いのでしょう。
下記にまとめてみました。
皮膚科で薬を処方してもらいましょう
ノミに刺された場合、蚊などの市販薬ではかゆみの症状は治まりません。
皮膚科で処方してもらったノミ用の飲み薬、塗り薬はすぐに効きますので、跡になってしまう前に迷わず皮膚科を受診しましょう。
応急処置として患部を冷やしましょう
すぐに皮膚科を受診できない場合や、症状が比較的軽い場合は、保冷剤などで患部を冷やすと、かゆみを少し抑えることができます。
かゆみを抑え跡に残さないようにするためには、刺されてすぐの応急処置も大事です。
ノミ刺されにはどんな市販薬が効く?
ノミに刺された場合、蚊などの市販薬では効きません。
では、どのような成分がノミのかゆみに効くのでしょうか。
一般的に、虫刺されによるかゆみには抗ヒスタミン、炎症にはステロイド使われています。
市販薬では「レスタミン」という塗り薬が、ノミのかゆみに効果があるようです。
しかし、やはり市販薬では配合できる成分量に限界があります。
症状が重い場合は、市販薬では効かないことが多いようです。
皮膚科で強めの薬を処方してもらい、跡が残らないよう短期間でしっかりと治すことが大事でしょう。
強めのステロイドは副作用も懸念されますが、虫刺されなどで短期間使用するにはあまり心配がいらないそうです。
まとめ
ノミは本当に小さな虫ですが、刺されると蚊以上に厄介な虫ですね。
ノミに刺されないようにすることももちろん大事ですが、刺されてしまった場合、悪化させないための適切な対処もさらに大切でしょう。
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