毎年、梅雨時は髪がまとまらず、本当に憂鬱な季節ですね。
せっかく朝きれいに整えたスタイルも、一歩外へ出て雨の中を歩くと、どんどん髪の毛のボリュームは広がってうねり、「あれ?パーマをかけたの?」なんて言われることも…。
今回はなぜ湿気で髪の毛が広がるのか、また、髪の毛のうねり・広がりを抑え、梅雨の時期をうまく乗り切る方法についてご紹介します。
梅雨に髪の毛がうねる・広がる原因
梅雨時に髪の毛がうねる広がる原因は、外の湿気が髪の毛の内部に入り込んでしまうことに原因があります。
運動をして頭皮に汗をかいた時も同様です。
では、どうして湿気の影響が出やすい髪の毛の人と、出にくい人がいるのでしょう。不思議と梅雨の時期でも、ほとんど髪の毛の広がりやうねりが見られない人もいますね。
原因は、髪の毛の状態にありました。
乾燥しダメージを受けている髪の毛はキューティクルがはがれている箇所があり、そのはがれたところから内部へ水分がどんどん入り込んでしまうため、髪の毛が膨張してしまうのです。
しかも髪の毛1本1本は膨張の仕方が異なるため、様々にくせの出た髪の毛が集まると、全体的に広がった印象となってしまうのです。
また、髪の毛の内部は90%がコルテックスというたんぱく質でできており、水分を含みやすい「コルテックスA」と水分を含みにくい「コルテックスB」からなっています。
「コルテックスA」と「コルテックスB」の水分バランスが50:50の場合、髪の毛はまっすぐですが、キューティクルがはがれた箇所から水分が中に入り込むと、そこだけ膨張しうねりを起こします。
くせ毛の人にうねりが起こりやすいのは、髪の毛が乾燥しやすく、ダメージを受けやすい髪質である上に、コルテックスAとBのバランス自体に偏りがある人が多いからなのです。
また、梅雨の時期には頭痛がおこるかたはいませんか?
↓ ↓ ↓
梅雨に頭痛が起きる原因と対処法はこちらから
髪の毛のうねり対策
梅雨の髪の毛のうねりは、ダメージによってキューティクルがはがれてしまったところから、内部に水分が入り込むことが原因です。
うねりを抑えるためには、中に水分が入り込まないよう、髪の毛を保湿・保護してキューティクルがはがれないようにすることが大事です。
キューティクルがはがれやすくなってしまう原因は、1年を通しての湿度の大きな変化や紫外線の影響があります。
湿度の大きな変化は、髪の毛に大きなストレスをあたえ、強い紫外線はキューティクルを酸化させもろくさせます。
春先から紫外線は強くなってきますので、早い時期からトリートメントやスプレーなどで、髪の毛にも紫外線カットのケアをすることが大事です。
また、シャンプーは、無添加、天然アミノ酸系、石けんシャンプーを使用し、髪の毛や毛根を守りましょう。
特にアミノ酸系のシャンプーは、頭皮への刺激が少ないだけでなく、髪の毛の保湿にも優れ、乾燥も防いでくれます。
即効性はありませんが、シャンプーは使い続けるうちに効果が実感できますので、ぜひ、取り入れてみましょう。
髪の毛の広がり対策
梅雨の髪の広がりを抑える方法としては、上記の紫外線ケアやヘアケア剤を変えること以外にも、下記の4点があげられます。
・髪の毛の量を減らす
・ブラッシングの回数を増やす
・雨の日は帽子をかぶる
ドライヤーを上手く利用する
髪の毛を乾かすときは、必ず頭の上から下へ向かって乾かすようにし、少し髪の毛を引っ張るようにすると、くせも出にくくなります。
最後は冷風をかけて仕上げるとさらに広がりを落ち着かせることができるでしょう。
ドライヤーの前に椿オイルなどの天然の高保湿剤を使うと、ドライヤーの熱や日中の紫外線からも髪を守ることができ、また髪の表面に膜を作るので内部に水分が入るのを防ぎます。
髪の毛の量を減らす
髪の毛の量が多いと、どんなにお手入れをしてもやはり広がりやすいですね。美容師さんと相談をして、全体的に量を減らしてもらうことも有効的な手段でしょう。
ブラッシングの回数を増やす
とても簡単な方法ですが、髪をとかすことで髪の水分を広げ、均一にすることができます。荒い目のブラシで髪の毛をとかし、キューティクルをなるべく傷つけないことも大事です。
雨の日は帽子をかぶる
どんなに注意をしても雨風の強い日は髪が濡れ、風で広がってしまうものです。
そんな日は雨の日のおしゃれを楽しむつもりで、帽子をかぶって髪の毛をなるべく濡らさないことも方法の一つでしょう。
梅雨に強い髪を作ろう
日頃からお肌と同様に髪の毛も外からの刺激から守ることで、梅雨の湿気に負けない髪の毛を作ることができます。
特にくせ毛の方はダメージを受けやすい髪質ですので、毎日のコツコツとしたお手入れが大事です。
美しいつやのある髪の毛を維持することが、梅雨の時期の髪の広がり、うねりを抑える一番の対策となりますので、日々のお手入れを頑張って続けてみましょう。
コメント