浴衣の草履と下駄と雪駄の違いと痛くない履き方や歩き方のコツとは

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着物や浴衣などの着こなしに欠かせない草履・下駄・雪駄。

和装の格式によって合わせる履物にもルールがあります。

ちぐはぐな合わせ方にならないよう、履物の種類や鼻緒の色、素材にも気を配りましょう。

また、鼻緒のきつさが足に合っていないと、歩いている時に痛みが出てしまいます。

本来は足に合わせて鼻緒を挿げ替えてもらうのがいいのですが、難しい場合は買った状態のままで履かずに、できるだけ自分の足に慣らしておくといいですよ。
出典http://pingmag.jp/jp/2006/09/11/clacking-with-your-japanese-wooden-clogs/

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目次

草履・下駄・雪駄の違い

草履・下駄・雪駄では格式が異なります。簡潔に述べますと下記のように分けられます。

・草履
振袖・留袖や訪問着など、フォーマルな着物に合わせる履物
・下駄
浴衣や小紋など、カジュアルな着物に合わせる履物
・雪駄
草履の一種で、男性用の和服に合わせる履物

草履とは

草履

出典http://www.somesho.net/shop/4044/koban_M.aspx

草履は下駄より格式が高くなります。

浴衣はカジュアルな着物なので、普通は草履を合わせません。

歯がなく、底が平らで、底の重ね芯が何枚も重ねて厚みがあるほど正装向きになります。

鼻緒の素材でも正装用、普段用と分けることができます。

昔はわら、いぐさ、竹皮などを編んで作られていましたが、最近はビニール製やコルクなど、素材もいろいろです。

下駄とは

下駄

出典http://kusukami.jp/?tag=%E4%B8%8B%E9%A7%84

普段気軽に履けるのが下駄で、裸足で履くことが多いです。

浴衣や紬を着る時には通常、下駄を履きます。

木製で、底に日本の歯が付いているのが一般的ですが、用途や流行によって全体のデザインや歯の付き方が変わってきました。

主な種類では二枚歯の「駒下駄」、前の歯が斜めについている「のめり」、草履のように足を乗せる部分がかかとから足先に向かってカーブしている「右近」などがあります。

男性の履く下駄は四角く、足の幅より大きく安定感があります。

女性用の下駄は足の形に近い小判型が多く、足幅と同じか少し小さめを選びます。

雪駄とは

雪駄

出典 http://www.owariya-h.com/cgi-bin/owariya/siteup.cgi?category=1&page=4

雪駄は大まかに言えば草履の一種になります。

表が竹皮やシュロ、籐などで編まれていて、底の「重ね芯」が草履の3分の一であり、重ね芯が表と同じ材質か革芯になっています。

裏に革を張ってあるのも特徴の一つで、そのため傷みにくく、湿気も通しません。

かかとには金具がついてます。

雪駄は基本的には男性が履くもので、鼻緒の色や素材で正装用、普段用と分かれます。

鼻緒で足が痛くなるのを防ぐ履き方のコツ

鼻緒の調節がポイント

昔は下駄や草履を買う時、職人さんが履く人の足に合わせて鼻緒をすげてくれたものでした。

自分の足に合った鼻緒なら歩いていて痛くなることはほとんどありません。

鼻緒の調節ができない場合

今は量販店で買うことが多く、お店で鼻緒の調節をしてもらうのも難しいですね。

足の痛みを防ぐには、買ってから外で履くまでのひと手間がポイントになります。

最初に足を入れる時、鼻緒がねじれないように足を入れ、足の甲に鼻緒をフィットさせます。

一度鼻緒がよじれると反り返りやすい癖がずっと残ってしまうので、注意して下さい。

下駄は親指と人差し指の間に入る緒の部分を指でほぐしておきます。

ここが硬いまま素足で履くと足の甲が痛くなるので、柔らかくしておきましょう。

鼻緒も最初はかなり硬いことが多く、足を入れにくいので、左右に広げたりもんだりしてゆるませておきます。

それでも鼻緒が足に合わなかったら

鼻緒にろうを塗ったり、足の鼻緒が当たる部分にベビーパウダーを塗ったりして鼻緒擦れを防ぎましょう。

鼻緒で足が痛くなるのを防ぐ歩き方のコツ

下駄や草履を履く時はかかとが1~2センチはみ出しているのが本来のルール。

かかとをはみ出させるということは、鼻緒の前壷と、親指と人差し指の間も隙間を空けて歩くことにもなるので、指の間が擦れにくくなります。

足の運びも足首を返し過ぎず、前に蹴り出すようにします。

歩幅を狭くして、軽く引きずるように歩くと鼻緒擦れの痛みも出にくくなります。

似たような形でも、下駄や草履はビーチサンダルと履き方、歩き方が異なります。

歩く時も普段の靴やサンダルと同じような足の運びをしていると、鼻緒が擦れて痛くて歩けなくなってしまうかもしれません。

おろす前にできるだけあなたの足に合わせておくのが痛みを防ぐ決め手になります。

和装に合った履物の履き方、歩き方を前もって練習しておくのもいいですね。

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