最近日本の各地で大きな災害に見舞われることが多くなり、テレビ画面で『避難指示』『特別警報』『厳重警戒』などの文字を見る機会も増えました。
突然の災害に避難所へ逃げることになったり、自宅待機になったりする状況を想定してあなたは普段から非常食の備蓄ができていますか?
そもそも何の食料を何日分準備するべきなのでしょう?それに非常食ってあまり美味しそうなイメージがなかったりしませんか?
ここでは非常食の備蓄について、おすすめの食料や準備の方法などをお伝えします。ぜひあなたも参考にしてください。
非常食の備蓄は何日分用意する?
災害はいつ起こるかわからないものです。
台風や豪雨や土砂災害、火山の爆発、巨大地震など災害によって避難の状況や期間にも違いがあります。
2013年の国の中央防災会議では『南海トラフ巨大地震対策』として、1人最低3日分以上できれば7日分以上備蓄しておくべきとの発表がありました。
これは巨大地震などで主要都市部に大きなダメージがあった場合、食料などの物資が行き届かず、行政も頼れないことが予測されるためです。
非常食の備蓄量の目安って?
大人1人分の非常食を、最低ラインと言われている3日分だと次のようになります。
・レトルトご飯・・・4~5食
・乾パン・・・1~2缶
・缶詰・・・3~4缶
・ビスケット・・・1~2箱
・板チョコ・・・2~3枚
いわゆる非常食と呼ばれる食料品は、正直あまり美味しそうなイメージがない・・・という方も多いのではないでしょうか。
我慢やストレスの多い避難生活の中で、せめて食事だけでも美味しく感じられたら、気持ちも少しは明るくなりホッとしますよね。
♦非常食いろいろ、食料品リスト
食に関して日本は安全で便利、そしてたくさんの種類があります。普段何気なく食べているものも発想ひとつで十分な非常食となります。
どんな食料品が備蓄できるか、リストアップしてみましょう。
② クラッカーやお菓子の保存缶入り
③ シリアル
④ 大豆バーやカロリーメイトなどのスティック品
⑤ インスタントラーメン
⑥ 氷砂糖
⑦ 肉や魚や果物などの缶詰類(缶切り不要なもの)
⑧ フリーズドライ品
⑨ 野菜・果物のジュース(紙パックの飲みきりタイプ)
⑩ スポーツドリンク(粉末タイプ)
非常食を準備する時に気を付けること
1.アレルギーのある子供には対応食品を多めに準備
2.長期保存できるものを選ぶ
3. 年配者には食べやすいものを選ぶ
4. 普段から少しずつ備蓄しておく
美味しい非常食、おすすめはこれ!
非常食と言っても避難中の人たちにとっては大切な食事です。
心配ごとや不安や悲しみを抱えている人は、それだけで食欲がなくなってしまいます。
贅沢は言えませんが、出来れば美味しい食料品を準備出来るのが理想です。
美味しいご飯シリーズ
定番のコンビニのおにぎりや炊き出しのおにぎり。でも毎日支給されるかどうかはわかりません。
今は水や熱湯を注ぐだけでふっくら美味しいご飯が食べられる、そんな非常食が最近は充実してるんです。
『尾西のご飯』
美味しさと種類の多さが人気の理由。宇宙食や登山用や南極越冬隊にも利用されています。
『エコ・ライス新潟』
新潟産うるち米の美味しさを魚沼の八海山の伏流水で炊き上げています。
生産者が分かる栽培履歴付き。本格白米です。
『安心米』
こちらも梅粥・わかめご飯・海鮮おこわなど種類が多いのが魅力。
パッケージ袋の底が広がるのでお茶椀いらずでとても便利。
美味しいパンシリーズ
非常食の定番の乾パンは、パンとつきますがどちらかと言えばクラッカーなどのスナック系に感じてしまいます。
最近では美味しいパン屋さんがたくさん出来たおかげで、私たちの舌も肥えてきています。
『アキモトのおいしい備蓄食』のパンの缶詰
缶詰とは思えないぐらいまるで焼きたてのようなふわふわなパンです。
非常食ミシュランのベスト15にも選ばれているので美味しさは間違いなし!味はストロベリー、オレンジ、レーズンの3種あり。
『缶deボローニャ』のボローニャのパン
厳選した素材と独自の作り方で焼き上げられた有名高級パン、ボローニャのデニッシュが缶詰めになって登場!
定番のプレーン、人気のチョコ、香りの良いメープルと王道の3種。
『パンの缶詰 パンですよ!』
1缶に2個入っていて防腐剤などは不使用。見た目はまるでカップケーキのようです。
ふっくらやわらかでパンの缶詰の中では保存期間が5年と長め。チョコチップ、レーズン、コーヒーナッツ味の3種。
美味しいおかずシリーズ
非常食のおかずもバリエーションが豊富です!ただしやはり温めて食べる方が格段に美味しいようです。
『美味しい防災食』
家庭の味と出来たての美味しさを閉じ込めたという商品。
豚汁、肉じゃが、ハンバーグ煮込みなど、種類の多さも魅力です。
『こてんぐ おでん缶』
つみれ入りと牛すじ入りとあります。
出汁が効いててとても美味しいと人気で、普段のおつまみにもなっている商品です。
『レスキューフーズ』
ビーフシチューやビーフカレーは具が大きくて本格的!
ポテトツナサラダ缶やウインナーと野菜のスープなど美味しいものがたくさん。18種が入ったお試しセットもあって便利。
非常食とは思えないラインナップでしたね!
これらの保存期間は、だいたい3年~5年となっているので安心です。
購入はインターネットで注文出来ます。人気の品ですから、早めに注文&備蓄しておきましょう。
非常食を無駄なく上手に備蓄するには?
美味しい非常食がいろいろあることがわかってホッとしましたが、それらを家族の人数分×3日~7日分準備するとなると、備蓄場所と保管スペースも考えないといけません。
普段使わないし場所を取るからということで、押入れの奥など邪魔にならないところへついつい保管したくなります。
けれども気付いたら保存期間が過ぎてしまっていたら元も子もありませんし、もったいないですよね。
そういうことを解決する方法として、循環消費させる『ローリングストック法』というのが注目されています。
これは「定期的に食べる→食べた分を補充する→常に新しいものが備蓄される」という方法です。
ローリングストック法、おすすめのやり方
やはりいちばんの問題点は、ストックする場所やスペースがいる・・・ということです。
キッチンのそばにパントリーのような収納スペースがどの家庭にもあるわけではありませんから、しょっちゅうチェックも面倒です。
そんなときおすすめの方法がローリングストック法の「定期的に食べる」の期日を1年の中で決めるやり方です。
その日を『非常食試食日』と決めて家族で試食しましょう。消費目的だけではなく、実際に食べることで味や食感の確認も出来ます。
もし自分に合わなかったり家族の好みではなかったりしたら、次の「食べた分を補充する」の時に、違う商品を選びなおせます。
たとえば『非常食試食日』を9月1日の防災の日に設定して、ほかの避難グッズの確認もすると決めておけば、万全の備えになりより安心です。
まとめ
いかがでしたか?
近い未来にやってくるかもしれない災害をのり切るためには、防災・減災の心構えと個々のしっかりした備えをあらためて見直さなければいけません。
これを機会にあなたも家族で非常食の備蓄について話し合ってみてくださいね。
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